明日、RADのライブなんですよ。去年の12月からツアーをやってるんじゃないかな。アリーナツアー、ヨーロッパツアー、北米ツアーを廻ってきてからの日本公演。10年ぶりのライブハウス。その後にまたアジアに行くと思います。
すごいスケジュールですよ。いい表現じゃないかもしれませんが、地球を股にかけている。まさにワールドツアーの国内ライブハウスツアー。場所はZepp Haneda。これが遠いんです。羽田空港の側の天空橋の駅直結のライブハウス。
といっても3000人は入るんだと思います。Zepp Tokyoより大きい巨大ライブハウス。まあ、そのくらいの規模がないと今の彼らは収まりがつかないでしょう。ONE OK CROCKかRAD WIMPSかという日本を代表するバンドになりました。
アルバムが出たのが一昨年の12月ですからね。一年半経ってる。最近の通例としてその頃のことが思い出せなくなってる。NACK5「J-POP TALKIN’」のゲストに来てくれていてインタビューもしてるのに、ですよ。
やっぱり聞き直さないとということで合間を縫って聞いてました。今日、色々聞きました。9月に出る小山卓治40周年のベスト盤2枚組とかね。今週、インタビューがあるのでまだ曲順も決まってない二枚組を聞いたりもしてました。
RADのアルバムはコロナ禍のど真ん中で作られたもので、バンドで音を出せないハンデイを乗り越えたイマジネーション豊かなアルバムでした。当時はどんなインタビューにするかで頭が一杯で距離を置いて聞けてなかったことに改めて気づきました。
インタビューする時は、このアルバムはどんな意図で作ったんだろうとか、どういうやりとりがあったんだろうとか、この曲に込めたものは何だったんだろうとか裏読みや深読みをしながら聞いてるんで妙に細かいところに意識が行ってたりする。
あらためてこんなに繊細なアルバムなんだ、と思って聞いてました。コロナ禍で明日が見えない精神的な不安定さとか弱気な面とか、そこから自分を立て直そうとする葛藤とかがそのまま出ている。野田洋次郎さんの細やかさを再認識しました。
でも、ライブハウスですからね。それを明けて始まったワールドツアーだったわけで、ライブ用に生まれ変わってることは間違いないでしょう。羽田は遠いとか言ってられないぞ、ということで行ってきます。
5月に台湾に行った時に泊ったホテルがZepp Hanedaと同じ建物でした。ここは遠いから来ないだろうなあ、と思った一か月半後です(笑)。遠いより暑い方が怖いですけどね。というわけで、曲。アルバムの締めくくりの曲「鋼の羽根」を。じゃ、おやすみなさい。