行ってきました、4泊5日の北海道。予想外の好天に恵まれて、白い雲の浮いた空も心地よい風が吹き抜ける大地も、光を映した鮮やかな緑も6月の北海道そのものでした。広大な自然の中でやっぱり北海道はいいなあ、という5日間でした。
でも、いくつかの計算違いというか、予想外のこともあったりして、全てが順調というわけでもなかったです。それは北海道というよりも一重に自分の問題だったわけですが、思うようにはいかないこともいくつもあったりしました。
それが「ON THE ROAD」と「ON THE RAILROAD」ですね。違いはお判りでしょう。「ON THE ROAD」という言葉には「人生の道」みたいな意味もあるわけで、「ROAD」でも「RAILROAD」でも変わらないともいえるわけですが。
が、「道路」と「鉄路」ですからね。旅の仕方はかなり違うって、回りくどいか(笑)。簡単に言うと「車」か「列車」かという違いですね。札幌を出てからワイン好きには人気のワイン蔵に寄ったりして車でニセコに行きました。
ドライブ自体は快適だったのですが、移動時間が思ったより長かったり山越えの道路が複雑だったりして腰に来てしまったわけです。今までしたことのない姿勢だったりしたせいもあるでしょうね。最後のニセコから函館を列車にしてしまいました。
僕がそういう状態になってしまったらカミさんもそうせざるをえない。無事に最後まで行った、という終わり方ではなくなりました。「ON THE ROAD」+「ON THE RAILROAD」。中途半端といえば中途半端。そんな5日間でした。
とはいえ倶知安から函館の初めての列車移動は、それはそれで面白かったですね。デイーゼルカーが一両。待っているお客さんが並んでて座れないのか、と思ったくらい。ガラガラの車内でのんびりお弁当、みたいなイメージにはなりませんでした。
地理的に言うと羊蹄山越えということになるのかな。長万部まで1時間半の乗車時間の半分くらいの間、携帯メールも通じない。全く人の手に侵されていない山中を走っている。ともかく延々と続く。それも北海道だなあという感じでした。
札幌や函館はそういうことはなかったですけど、富良野とかニセコは夜、予定していたお店がやってなかったり泊ったホテルが遠くてタクシーが大変だったり。運転しない僕の担当は宿泊と食事だったわけで責任を感じてしまいました。
旅行会社が組むような一泊して次に向かうという日程も初体験でしたしね。カミさんと行くかコンサートツアーの取材しか知らない人間にとっては慌ただしくて落ち着く暇がない。そういう意味ではグループ旅行の難しさを痛感させられました。
まあ、どんな日程であれ北海道は素晴らしいです。行く前はこれが最後の北海道になるのかなあ、みたいなネガテイブな気分も強かったですけど、今は、違いますよ。すぐにまた行きたい(笑)。長期滞在したいくらいです(笑)。
というわけで曲ですね。函館の空港はGLAY一色でした。2001年、GLAYが初めて石狩で野外イベントを行った時、TERUさんが「空を見てくれ、これが北海道の空だ!」と言った言葉を思い出しながら「HOWEVER」を。じゃ、お休みなさい。