以前書いた記憶もあるのですが、台湾の清華大学に寄贈したCDのライブラリーが去年から開館してます。本来は2020年5月に一か月間の「日本若者音楽史展」を開催してお披露目という予定だったのですが、コロナで中止。一足先にオープンしてました。
来週の5月23,24日と開設記念「台日音楽人交流会」が行われて現地のメデイアの人たちも取材に来てくれるようです。僕も寄贈に全面的なバックアップをして頂いた財団法人・日本音楽産業・文化振興財団理事長、後藤豊さんと出席します。
後藤さん、フォーライフエンタテインメント社長。70年代から新しい音楽の先頭に立っていた制作者。彼の協力がなかったら実現しませんでした。そういう公の場所に出ることが多くなかった方だけに現地でも待たれているようです。
台湾に送ろうと思った理由は二つですね。1949年から87年までの戒厳令で日本の音楽はちゃんと届いていなかった。88年以降、ドラマ主題歌になってからのJ-POPは広く知られているのに、その前のことはほとんど伝わっていない。
二つ目は、台湾はIT先進国ですから配信に移行するのが早かった。CDという形が定着しなかった。日本は逆ですからね。文化財としてのCDというのを知ってほしかった。その他にも色々ありましたが、こういう形になりました。
間に入ってくれたのが浜田さんを79年の山口大学の学園祭に呼んだベンチャー投資家の新堀洋二さんだった、という話は以前書きましたね。ライブラリーの説明に彼の名前も出てます。色んな「縁」があってのライブラリーという説明ですね。
ただ、今もまだ取材してたり原稿を書いてるアーテイストのものは送ってないんです。そういう意味ではこの先も続いていくと思います。清華大学は台北から高速鉄道で約30分。台湾のシリコンバレー、新竹というところにあります。
来週、お天気悪そうですが、何とか無事に終えることを。また報告しますね。曲ですね。これも前に書きましたけど、新堀さんが好きだった浜田さんの曲「家路」を。どうにかたどり着きました。じゃ、お休みなさい。