FM NACK5「J-POP TALKIN’」のインタビューですね。5月17日に4枚目のオリジナルフルアルバム「pink blue」が発売になります。去年、初めて武道館二日間公演を行い「紅白歌合戦」にも出場。今、最も勢いのあるバンドの一組ですね。
インタビューは去年の「Actor」以来。でも、その後のブレイクぶりが劇的でしたから、ラジオのインタビューは受けてもらえないだろうなと思ったりもしてました。大体、ドームと紅白をやるようになるとラジオはスルーされるんですね。
これがもう、しょうがないです。もちろん寂しいですけど、彼らも限られた時間の中でプロモーションしているわけで、当然、効率とか効果性を優先するとラジオは分がありません。radicoのおかげで聴取環境は向上してますけどね。
緑黄色社会は男性2名、女性2名という編成。アイドルグループやボカロ系アーテイストが多い中では際立ってますね。ライブもそうだし歌の内容の喜怒哀楽がそのまま出ている。ボーカルの長屋晴子さんの息づかいみたいなものが真っすぐに伝わってくる。
でも、新作はもっと色んな面が出ている。バンドメンバー全員が詞や曲を書けるという強みが全面に出ている。前作の大半の詞は長屋さんが書いてましたけど、今回はギターの小林さんの方が多い。曲の共作の組み合わせも今までで一番多い。
面白いなと思ったのは長屋さんも小林さんも「男性的」「女性的」という内容をかき分けている。女性ボーカルがメインで歌っていて詞も書いているバンドの多くが女性目線みたいなものが特徴なのに彼らはそうじゃない。
前作の「Acotor」の中の「キャラクター」という曲は「色んなキャラクターがあるから素晴らしい」という内容だったんですけど、それが更に色濃くなってる。女性ボーカルなんだけど両性具有みたいな多面性がある。
「緑黄色社会」というネーミングの意味みたいなものがアルバムごとに強まってる気がしますね。余裕も出てきてるし、より多面的になりながらバンドの一体感はより強まっている。充実期というのはこういうものなんだな、と思わせてくれます。
というようなことを個々の曲の話を聞きながら確かめていこうと。そんなインタビューになると思います。スタジオに来てくれるのは長屋さんとベースの穴見さん。前回と一緒。熱弁型の二人です。でも、状況が変わりましたからね。どうなりますか。
で、今日からコロナが5類とかになった途端につれあいが発熱。病院のお世話になりました。PC検査と抗原検査。両方とも有料。さすがに前のように扱ってもらえない、みたいな対応じゃなかったようです。当たり前だろ、という感じ。
感染者数の発表もしなくなるようですし、行政は我関せず状態に突入する。インフルエンザと一緒に出来るわけがない。第9波襲来は必至でしょう。渋谷の街も前と同じ。何かありました?みたいな空気が怖いです。
というわけで、緑黄色社会の「ミチヲユケ」。”道”と”未知”。もう”未知”だらけで青息吐息。どこまで行けるんでしょうか。今日の昼間の気温は何と12℃、寒すぎです。じゃ、お休みなさい。