明け方、はっと気が付いたんです。この間行ったインタビューのあの時のあの発言はこういうことだったのかもしれない、って突然思った。それで目を覚ましたか覚ましてからそう思ったかは定かじゃないですけど。
この間も書いたようにとっても穏やかな心地よいインタビューだったんです。喫茶店でお茶でも飲みながら話してるような空気で進んでいったわけですが、やっぱり色んな示唆が込められていた。その場ではそれに気づけなかったんですね。
何気ない彼女の言葉の奥にあるものにこちらが反応出来ればそこからまた変わって行ったんでしょうけど、受け止め切れてなかった。反射神経が鈍ってるんでしょうね。でしょうね、じゃなくで鈍ってるんですよ。
「ALL AREA」の原稿は一昨日入校しましたからね、遅かったわけですが。もし、他の媒体で書く機会があればちょっと変わってくるなと思いました。お読みいただけると分かりやすいのですが、「シャボン玉」についてのやりとりがあるんです。
”シャボン玉飛んだ、屋根まで飛んだ”という有名な歌ですね。でも、あの歌には悲しい背景がある。彼女に「シャボン玉の歌って何の歌?」って訊かれて、それがアルバムジャケットに繋がっていたんだ、ということにハッと気が付いたわけです。
詳しくは書きません。そこから先は想像であり解釈ということになるわけで個人の意見。でも、あのジャケットには色んなヒントがあると思って頂いて構わないと思います。他のインタビューでその話をされているかもしれません。
アルバムを見て驚いたのは彼女が自分で「解説」を書いてたことですね。「あとがき」としてタイトルについて思うこと、「心月」「夢の京」の二曲の説明。今までオリジナルアルバムでそういう例はなかったんじゃないでしょうか。
曲の説明はしない、聴き手の解釈に任せるというのが基本に見えてましたからね。それも今回のアルバムだからということになるでしょう。特設サイトの原稿はCDが出来る前に書いたものだと思って頂けると助かります。
この曲はどんなことを言おうとしているのか、何を歌っているのか。彼女のアルバムの面白さはそれを考えてみることでもあります。そういう意味では分かりやすいアルバムと言えるでしょう。宿題を出された、みたいな感じじゃありません。
が、ですよ(笑)。やっぱり意味が深い。後になって気づかされる。インタビューの時に英語の訳詞までちゃんと読んで行けなかったんですが訳詞にもいくつもの入口があることを明かしてくれました。日本語と英語の違いを味わうアルバムかも知れません。
ハッと気が付いた時の心境、「しまった!」であり「そうか!」でであり「あ~あ」という感じですね。至らなかった。恐れ入りました、かな、って何のことと書いてるのか分かりませんね。一度、ジャケットをご覧になってみてください。
お腹、何とか戻りました。でも、生ものや洋風はどっか怖い。お粥はすぐに空腹になる(笑)。コーヒーはまだかもしれません。でも、きっと明日、スタバに行ってみるでしょうね。カミさんには内緒ですって、書いちゃったか(笑)。
というわけで、アルバムから「俱に」。”共に”ではあるんですけど、”WITH YOU”じゃない。英訳のタイトルは「AS ONE」。そこに反応出来なかった。「しまった!」の一例です。じゃ、お休みなさい。