大阪フェス、と言ってもロックフェスの名前じゃありません。大阪フェステイバルホール。日本で一番音のいいコンサート会場、と言い切ります。例えば、東京の渋谷公会堂などと比較すると一目瞭然、じゃない一聴瞭然。こんなに違うのかと思うでしょう。
1月の浜田さんのファイナルの時もそう思いましたけど、昨日今日もまさにそういうい印象。サンプラも音のいい会場ではありますが、大阪フェスには負けますね。音が死なないし妙な反響をしない。生音の自然さと柔らかさが伝わってくる。
クラシック専用の会場ではそういうところが多いですけどロックバンドも使えますからね。昨日、今日はまさにその見本のようなコンサートでした。オムニバスコンサートですからね。一人のアーテイストのワンマンじゃない。色んな人が出ました。
この間も書きましたけど、一日目が「大村雅朗トリビュートコンサート」。97年に夭折した天才編曲家、大村雅朗さんの曲を縁の人が歌うコンサート。それぞれが持ち味を生かしたものとなりました。
バンドがBTSバンド。K-POPのBTSじゃないですよ。大村さんの愛称がバクだったのでバク・トリビュート・スペシャルバンド。佐橋佳幸さん(G)、亀田誠治さん(B)、山木秀夫さん(D)、斉藤有太さん(KEY)、山本拓夫さん(SA)が基本。
今、最も脂ののっているメンバーのバンド。トップバッターの八神純子さんはバンドとの相乗効果もあって彼女のコンサートでも見たことのないようなダイナミックなパフォーマンスを見せてくれました。
曲は誰もが知っているヒット曲ばかり。でも、当時はアレンジにまで耳が行ってなかった。CDやアナログ盤の音質もそんなに良くなかった。亀田さんが「完全再現」と言ってましたけど、こんなに密度の濃いものだったかを追体験しました。
タイプが全く違う曲が並ぶのにどれも洒落てる。早すぎた天才編曲家の再評価。吉川晃司さんや松田聖子さん、大江千里さんなど参加してない人の曲を槇原敬之さんが歌ったりサービス精神にも富んだライブでした。
で、今日ですよ。面白かったなあ。みゆきさんの曲ばかりを歌うシリーズコンサート「歌縁」。今までで一番面白かったと言っていいでしょうね。まだ2月22日に中野のサンプラがあるので曲名は出しませんが、選曲が絶妙でした。
70年代の曲から2010年代の曲。代表曲もあれば本人がステージで歌ったことがないという曲もある。みゆきさん好きを公言する出演者ばかりですからね。基本は「歌いたい曲」、練りに練った曲やこれを歌うのが夢だった、という曲。
本人のコンサートでは絶対にありえないような選曲と構成。それを求めているファンが集まってるんでしょうね。チケットはソールドアウトでした。本人が出ないのに、ですよ(笑)。お客さんがそういうことを求めてない。
こういう歌は本人は歌わないだろうな、という曲を聞きに来ている。主宰、制作しているFM COCOLOの人たちがそれを分かったんでしょうね。まさか、この人がこの曲を、という驚きと納得。あっという間の約3時間でした。
半崎さん、HYの仲宗根泉さん、ハンバート ハンバート、山本彩さん、曽我部恵一さん、シークレットゲストもいました。しめは増田恵子さんと徳永英明さん。失礼ながら増田恵子さんの歌で涙が出るとは思いませんでした。
みゆきさんの曲を歌うのに、みゆきさん不要。それだけ曲の良さと歌い手の表現力が問われる。それも音の良さがあってこそでしょう。「決定版・歌縁」でありました。というわけで、曲ですね。みゆきさん「Nobody Is Right」を。
なぜ世界は正義と正義がぶつかり合うのか。誰も正義じゃない。まさに今の世界の歌。この曲が歌われるとは誰が想像したでしょう。誰が歌ったかは言いません(笑)。明日は原稿です。それを送って明後日帰ります。じゃ、お休みなさい。