帰りました。終わったなあ、という多少放心気味という感じでしょうか。達成感というほどの充足感はないですね。昨日のライブはそういう到達感に満ち溢れたまさにファイナルという盛り上がりのライブでしたけど、個人的にはちょっと違いますね。
でも、昨日はすごかったです。今までに見てきたどんなコンサートにもない高揚感というのかな。興奮、というエネルギッシュなものじゃない。もっと感慨深い。よく万感という言葉を使いますが、それに近い。
「万感」という一語の中には「万」の「想い」があるわけで、その「万」が伝わってくる。もちろん興奮というのもあったでしょうけど、そういう風に自分を駆り立ていた、自分を鼓舞しているようにも見えました。
色んな想いが込み上げてるんだなあということがひしひしと分かる。一日目は見てませんけど、出し尽くしたんだろうなあと思わせられる。そこから更に全てを注ぎ込もうとしている。一滴も残さずに出し尽くそうとする覚悟が伝わってくる。
何よりもお客さんですよ。大阪のファンだからか浜田さんのファンだからか、もちろんその両方なんでしょうしけど、その一体感がすごかった。最初からですね。拍手が違ってたんです。同じ手拍子なのにバンドの演奏ときちっと合っている。
会場中がまるでリズムを計算して手拍子してるようなノリの良さ。そこにマスク越しの「レスポンス」が加わった。そう「I am a father」ですよ。イントロのコーラスで起きた手拍子と歓声が堰を切ったような怒涛の幕開けでしたね。
あの「ウオーウオー」の「レスポンス」が聞こえた時に、「あっこれだ」と思ったんです。こういうライブだった。こういう歌だった、と思った。泣きそうでした。そして「J.BOY」になった。歌も演奏も一変しましたからね。
浜田さんもメンバーも何かに点火されたんでしょうね。何が変わったとかそんなことはどうでもいい。変わったんですよ。待っていたもの、求めていたもの、出会いたかったもの。客席もそうだったと思います。僕もそうでした。
「終わりなき疾走」の”もう残り少ない時間”が何を意味するかはステージの上も客席も誰もがもう分かっている。これが今の俺の気持ちの全てなんだと言わんばかりのシャウト。浜田さん、歌というより絶叫に近かったです。
「今日は出来るか、明日はどうなるか、そんなツアーだった」と言ってましたけど、本音だったでしょうね。スタッフもミュージシャンも全員がそうやってツアーを乗り越えてここまで来た。最後はまさに「Welcome Back to The Rock Show」でした。
僕もそんな感じでしたからね。9月の高崎の時はこんなに思うようにならない自分なんだ、と思わされる暑さの中で始まって最後の広島は参加できず。このまま原稿を書いていいのかと思いつつのファイナル。でも、何とか書けそうな気がしました。
何とか、じゃないな。これを書かないで今まで何を見ていたんだと思わされた。そんな夜でした。終わったなあ、という気分には「万感」とまではいかない「百感」くらいはあったかもしれません。軽いよね(笑)。
というわけで今日はよく眠れそうです(笑)。曲ですね。「I am a father」ですね。あの手拍子とレスポンスをもう一度体験してみたい。じゃ、お休みなさい。