仕事してますよ、っていきなりですけど(笑)。ワクチンの副反応は前回よりも軽かったです。二日目の午後に37度を超えるくらいの熱は出ましたけど、すぐに解熱剤を飲んだら次の日には下がってました。
原稿も共同通信の「80年代ノート」を二本、88年の「バクチク現象と日清パワーステーション」と「桑田佳祐ソロデビューとサザン10周年」、毎日新聞の「今月の特撰盤」を書いてました。ちゃんとやってるでしょう(笑)。
身体がだるかったりすると長い原稿は無理ですけど、両方ともそういう長さではないんで様子を見ながらでも書ける感じです。馴れ、ですね(笑)。元が放送作家なんで、短い原稿は苦になりません。ま、その分、いい加減なところも多い(笑)。
思い込みや勘違いは年々増えてますし、年のせいでその傾向がどんどん強くなる。担当の記者の方から違ってます、と指摘されることもしばしば。そのまま紙面になったらと思うとぞっとする。ほんとに助かってます。
「80年代ノート」。二年間連載が目途なんで12月一杯じゃないです。「東京新聞」は平日連載ですけど、地方紙は週一掲載なんです。始まった時期が新聞によって違うんで終わりはまちまちでしょうけど、100回までは続くと思います。
で、毎日新聞の「今月の特撰盤」で書いたのがASKAさんのアルバム「Wonderful World」。2年4カ月ぶりかな。でも、前作とはかなり違う。もちろんコロナと戦争というのがありましたからね。音楽への意識が変わってことが分かるアルバムです。
何が違うか、というと「切実さ」でしょうね。どこか「生々しい」。張り裂けそうな何かに突き動かされている。「笑って行こう」という曲の後に「どんな顔で笑えばいい」という曲があったり。自問自答、問いかけがそのまま歌になってる。
アルバムの先行情報でCHAGE&ASKA時代の「太陽と埃の中で」「PRIDE」を歌い直してるんですが、なぜその二曲なのかが伝わってくる。歌い方もどこか悲壮感がある。「追い駆けてもつかめないもの」の感じ方が変わってきたんだろうな、と。
若い頃は「つかめない」と思っていたものも実はそんなに遠いものじゃなかったっことが分かる。もっと遥かでもっと遠くに見える「つかめないもの」の存在を知ってしまった「畏れ」みたいなものですね。
それが、今の世の中に溢れている価値観とは違うことも知ってしまった。その中で自分を確かめ直しているようなアルバムに思えました、というようなことを手短にまとめてました。NACK5「J-POP TALKIN」のインタビューが来週あります。
そう、「J-POP TALKIN’」も10月から時間帯が変わってるんです。今までは土曜日の22時でしたけど、今は水曜日の午前0時。30分になってます。スポンサーのない番組ですから、局の編成の事情によって変わることもあるわけです。
そうなんです、スポンサーもないのにやらせてもらってるんでありがたい限りです。というわけで、明日はFM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」の1月分の収録。何の特集かはもう少し待ってね。
曲ですね。ASKAさんの「太陽と埃の中で」。CHAGE&ASKAの中でも好きな曲でした。じゃ、お休みなさい。