見つかった携帯。

　落としたんですよ。今朝、大宮のNACK５に行こうとしたら中央線が人身事故で止まってる。吉祥寺で人身事故で運転再開は1時間後の見込み、というけたたましいアナウンスが流れてる。バスに振り替え輸送はしてるというのですが、僕は関係ない。

　中央線で西国分寺に行って武蔵野線に乗るか新宿に出て埼京線に乗り換えるしかない。でも、上下線がダメ。さあ、どうする、どこまで待つんだというパニック状態の中で奇跡的に一本だ下りの立川行きが来たんです。

　吉祥寺で事故があった時に三鷹に停車していた。そのまま様子を見ていた列車が試験的に走っていた。その列車を逃すと1時間は身動きできない。乗りましたよ。武蔵野線に予定より10分遅れくらいで乗り換えました。

　ほっとしたんでしょう。ウトウトしてはっと気づいたら武蔵浦和。慌てて降りてから携帯のないのに気づきました。そのまま遺失物係に行って報告すると、遺失物の情報は大宮に集まるんで仕事が終わったら寄ってみてくださいとのことでした。

　NACK5「J-POP　TALKIN’」の収録も上の空。終わって大宮駅に行ったら、それらしいものが南浦和に届いていると教えてくれました。良かったですよ。本人証明もスイカに名前が入っていて問題なし。ありがたかったです。

　スマホに全部入ってますからね。あれがなくなったら手足をもぎ取られるみたいなもの。今までの連絡先と過去のやりとりとか全部消えてしまう。遺失物係の人が女性が届けてくれたようです、と言ってましたけど心から感謝です。

　海外じゃ出てこないでしょうからねえ。これが日本の良さと言っていいでしょう。治安がいい、というだけじゃない。人が困ることを気遣ってくれる。僕は使ってませんけど、携帯によってはお金を引き出せたり出きるんでしょうから。

　財布を拾ったみたいなもんでしょう。よくぞ届けてくれました。どなたか存じませんけど、ありがとうございました。僕も拾うことがあったらちゃんと届けようと思いました。というバタバタがあって桑田さんの東京ドーム。その話はまた。

　というわけでいきなり思いついたのが大昔の歌謡曲。誰だっけなあ、コロムビア・ローズ子さんかな「どうせ拾った恋だもの」。恋より大事な携帯です。じゃ、お休みなさい。