雑誌「ALL AREA」の連載「モンキーマジックとゴダイゴの夢」のためのインタビュー。リモートで行われました。実を言うと今までちゃんとインタビューした記憶がない。あれだけ実績のある人に対してですから忘れてるとは思えません。
ゴダイゴ自体がそんなに縁があったわけじゃない。むしろ縁がなかったと言った方がいいという距離感でしたからね。初インタビュー、かなり緊張した、といいますかぎこちなかった。でも、中身は濃かったです。あっという間の2時間でした。
経験されている方は多いでしょうけど、リモートのやりとりは独特の間があるんですね。対面の会話と同じテンポだと言葉がぶつかってしまって気まずくなる。その「間」が緊張感になったりするんですが、彼の方がリモート慣れしてました。
「ALL AREA」の今発売されている号は5月にブルーノート・東京行われたギターの浅野孝己さんの追悼ライブとミッキーさんのトリビュートアルバム「Keepi On Kickin’ It」を入り口にした「序章」。次号が一回目になります。
それぞれの音楽活動の始まりとゴダイゴとして出会うまでの「Early Story」。ミッキーさんとステイーブさんのインタビューは終わってます。で、タケカワさん。彼はお父様がベートーベンの評論で知られる音楽評論家。血統書付きの音楽一家。
子供の頃から聴いた音楽の譜面が書けたという添付の才能の持ち主。ポップミュージックにはどんな風に惹かれていったのか、高校生の時や学生時代に何を思っていたのか。なぜ英語にこだわって英語で歌うことがいかに逆風だったのか。
時間が経ってるから分かることとか、今だから聞ける話も多かったんじゃないでしょうか。そんなこともあったんですか、と笑って済ませられる話もありました。彼は講演をやったりもしてますからね、話の巧みさはさすがでした。
ミッキーさんと対照的な音楽との出会いと関わり。ステイーブさんもそうですけど、ゴダイゴはそれぞれのキャラクターのはっきりしたバンドだなあと再認識しました。そういう特異なバンドだったということが書ければいいなと思います。
明日もリモートのインタビュー。相手はHYのヴォーカル、新里英之さん。9月21日に15枚目のオリジナルアルバム「Kafuu」が出ます。久々のインタビュー。5年ぶりかな。HYは今、ツアー中なんですね。そんな話も聞けそうです。
というわけで、曲ですね。タケカワユキヒデさんのデビューアルバム「走り去るロマン」のタイトル曲「走り去るロマン」を。じゃ、お休みなさい。