収録しました。4週目と5週目。4週目は40代から50代、5週目は還暦から現在という年代の曲。最後は新作アルバム「ah-面白かった」の中の曲。でも、時間が限られてるんで3曲だけですね。前TMで毎週流れる「アウトロ」を入れて4曲になります。
5週で50年間ですからね。一枚のアルバムからそんなに沢山を曲を選べない。触れずに終わってしまったアルバムもありましたし。二か月10週というやり方もあったなあ、と思いましたが後の祭りです。もうちょっとさらっとやれるかなと思いました。
思い入れをしようと思えばどんどん長くなる。取材するという形でかかわらせて頂いただけで40年以上。その頃こうでした、という話をすればますます時間が足りない。そんな話を今頃、というのもありますし。そういうことより改めて曲を聴いて頂く、というのが趣旨でしたからね。
どこまで客観的に紹介できるか。最低限の説明で済ませられないか。普段やらない二曲続きという形もありました。二曲続けることでより見えてくる変化みたいなものもありました。そういう意味では納得して頂ける選曲になったのではないでしょうか。
4週目で言えば「たえなる時に」と「吉田町の唄」。5週目は「ガンバラナイけどいいでしょう」と「真夜中のタクシー」とかですね。2週目だと「ビートルズが教えてくれた」と「制服」かな。どんな風に聴かれるだろうなと思います。
改めて思ったのは歌の中での”正直さ”ですね。その時、その時の想いを歌いきっている。だから振り返らない。あの時こうだった、という話に興味を示さない。今の自分とは違うことも多々ある。そういう音楽人生だったんじゃないでしょうか。
そうやって考えると新作が「最後」になるとは思えないところもあるんです。作っている時はその覚悟だった。これで終わるつもりで作った。でも、作ってみたら、まだやるべきことが見えてきた、という例は少なくないです。
もちろん、年齢が年齢ですし、やりたくてもやれないことがある。それを思えば「最後」になるかもしれない。でも、「アーテイスト活動」という縛りを解けば一人の自由なミュージシャンでもあるわけでフットワークも軽くなります。
というようなことを妄想したりしましたが、こんな風に曲で辿るというのは最後になるんだと思います。どんな曲を選んだか、全曲書いてみようかなとも思いますが、番組の「ネタバレ」ですからね。了解をもらわないと。
というわけで無事終了です。曲ですね。「真夜中のタクシー」を流せたのは嬉しかったです。あの曲はほんとにすごい。あんな型破りな曲を作れるのも歌えるのも拓郎さんくらいでしょう。
コロナで延期したものがあったり、今週は大変。今日も暑かったですし。36度かな。これが最後の猛暑日になってほしい。じゃ、お休みなさい。