FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」の8月の特集。今年いっぱいでアーテイスト活動に終止符を打つと表明している吉田拓郎さん。最新アルバム「ah-面白かった」に至る50数年を改めてたどる5週間です。
最後のアルバムと言われている「ah-面白かった」が出た時にありがたいことにいくつかの媒体からコメントを依頼されたりもしたんですが、僕らがあれこれいうようなことでもないと思ったんで控えさせて頂いたんです。
と言っても思うこととかは当然あるわけで、この番組はそれなりの特集は組むつもりでした。でもどんな内容にするのかは千々に乱れるという感じでなかなか決まらなかったんですが、一週目は月曜日ですからね。見切り発車するしかない。
ともかく曲を多く流そう。テレビやネットの情報では、今回のアルバムにまつわるエピソードが中心でしたし、これまでどんな曲を作ってきたのかとかどんなことを歌ってきたのははあまり触れられてない気もしたんです。
5週間でどのくらいの曲が流せるか。全体が見えないと一週目も作れない。一昨日、ようやくリモートで収録しました。危なかったです。自分のパソコンのマイクですから音質も良くないし聞きにくくなる。でも、それしか手がなかったです。
時代、というより年齢かな。20代、30代の頃と40代、50代。そして還暦以降。どんな風に音楽が変わったか。あるいは変わってないか。それが感じられるような曲を選びつつあります。若者はどんな風に大人になって行ったか。
拓郎さん個人のストーリーというより一人の男の成長という流れになればと。番組で拓郎さんの特集を組むのもこれが最後になるでしょうからね。個人的な感情や出来事は控えめにして曲を聴き直すという特集です。
明日も台本の続き、ではありますが。暑くて外に出るのは怖い、ってまだ出られませんが(笑)。仕事場に直行。誰にも会わないようにします。保健所からも「陽性者」向けの連絡が来ました。そういう連絡回路は機能してるんだなと思いました。
というわけで、曲ですね。この曲、入るかなあと思いつつ。なにせ12分あります。「アジアの片隅で」を。岡本おさみさんの77年のエッセイ集「旅に唄あり」の復刻版が発売されました。
復刻だけじゃなく未収録講演とか対談も入ってます。こうせつさんと僕の追悼文もあります。発売は山陰中央新報社です。じゃ、お休みなさい。