オフコースの87年のツアーを追った写真集ですね。その年に出た同名のアルバムを携えたツアーの同行写真集。オフコースは小田和正さん、清水仁さん、松尾一彦さん、大間ジローさんの4人ですね。ツアーは全69本かな。
写真集なんだけど同行ルポが400字原稿用紙100枚ぐらいの読み物になっている。それを書いたのが僕ですね。全行程じゃなかったと思いますけど、かなりの割合で同行したと思います。手帳を見れば分かりますが、手帳がどこにあるかわかりません。
FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」の6月の特集は「小田和正」。一週目が評論家の小貫信昭さん、二週目がフジパシフィックミュージック、代表取締役、朝妻一郎さん、三週目がPAエンジニアの木村史郎さん。
で、四週目をどうするか。色々迷ったり相談したりして、僕一人でやることになりました。自分の番組での小田さんの特集はこれが最後になるでしょうし、人の話を聞くばかりじゃなくて、自分の想いを語ったらどうですか、と言われたこともありました。
括りとしては同世代、年が一番近いジャーナリストということになるでしょうか。小田さん、1947年生れ、僕は1946年生れ。同じ時代を経験してきたわけで、だからこそ思うことも色々あります。
そういう中で一番近いところで見ていた、取材していたのが4人のオフコースの時だったんですよ。学研の「ベストヒット」という雑誌で書いていたということもあって87年のツアーに同行することになったんですね。
ただ、その写真集はどこにあるかどうか分からなかったんです。家にはあるけどどこにあるか分からない。ということはないと同じ。それがなぜか出てきた。誰かが引っ張り出したとしか思えないところにあった。え、こんなとこに、という感じ。
読み直してしまいました。素朴なツアーの同行レポートという感じでどこか初々しかった。あの経験があったから90年の浜田さんの「ON THE ROAD90」に同行したいと思ったんだなあと改めて思いました。
もうこういうのは書けないだろうなあ、と思ったりね。で、明日がその4週目の収録。その写真集をスタジオに持っていこうと思います。番組ブログにアップしてもらおうかな(笑)。というわけで、曲ですね。
最後のツアー「STILL A LONG WAY TO GO」の最後の曲だった「君住む街へ」。87年のツアー中に作って、最後の武道館の客出しで流れた曲。小田さんのソロになってからの最重要曲でもあります。
あの曲を演奏する時の中学生の映像に泣いた記憶があります。この間、某飛行機会社の機内放送で小田さんの特集を収録したんですが、あの時は小田さんバージョン。ここは敢えてオフコースで。じゃ、お休みなさい。