インタビュー無事に終わりました。ご本人が以前に出て頂いたことを覚えてくれていて極めてスムーズでした。「J-POP TALKIN’」は雑誌の取材と同じような感覚なんで台本がないんですね。どんな話になるかやってみないと分からない。
もちろん、僕の中ではこういう話で入って、その話が広がったらこっちに行って、そこからこんな話まで行けたらいいとか、いくつかの流れはシミレーションして臨むわけですが、今、そんな番組ありませんからね。
台本はもちろん事前に内容を知らせるとか、曲目を決めてこんな話をしましょう、こんな話をさせてほしいというやり方がほとんど。現場のスタッフにとってみれば不安にもなるわけですが、それも杞憂に終わりました。
アルバムは去年、一昨年に配信した37曲に新曲2曲を加えたもので、普通のように一定の制作期間があって締め切りに向かうという作り方をしてません。アルバムだと一枚にメリハリをどうつけるかという配慮も必要。でも、今回はそうじゃない。
そういう作り方だからその時その時の気分が記録されている。日頃どんな風に音楽と向き合っているかとか、音楽と人生、ともかく自由で自然体。彼らしいインタビューになったんじゃないでしょうか。
デビューした時に曲が何百曲もあったという話を聞いたこともあります。曲を書くのに悩んだことがない。サーファーにとって海や波が人生であるようにつねに音楽と一緒に暮らしている。「業界」を超越している自由人でしょう。
敢えて言葉にすれば、ハワイの「アロハ」スピリットとかヒッピーの「LOVE&PEACE」のようなあり方が、そんな風に例えるまでもないくらいに自然。それが音楽に出ている。こういう人は今いないなあと再認識させられました。
最近の若いシンガーソングライターの書くラブソングに最も影響を与えているのが彼でしょうね。でも、そんなことは全く意識してない。それがどうしたの、という感じでした。ウクレレもギターも世界レベル。まだ31歳であります。
オンエアは5月21日と28日。少し先ですね。というわけで、曲ですね。何気ない日常の優しさを歌った曲を。「題名のない今日」。彼が「今、日本が世界で一番LOVE&PEACEだと思う」と言ったのが印象的でした。じゃ、お休みなさい。