正式には”LINE CUBE渋谷公会堂”ですね。でも長いから短縮通称形。コンサートタイトルももっと長い。「パイナップルロマンスのその先へ 雨のバカ~2022」というのが正式。今日は真夏日で雨も降ってない。でも、そういうタイトルなんです。
「雨のバカ!」というのは音楽史に残る台詞でしょうね。BOOWYの「ライブハウス武道館へようこそ」とか、拓郎さんの「つま恋」の「朝までやるよ、朝まで歌うよ」みたいな類になりますね。
1989年の西武球場コンサート、二日目。バックスクリーンに雷が落ちるのが見えるという激しい雷雨でコンサートが中断。彼女はアカペラで「マイリボリューション」を歌って終えるしかなかった。
涙と雨でぐしょぐしょになりながら「青春のバカヤロー、雨のバカ~!と叫んだというシーンでした。このコンサートはその中断せざるをえなかったところから本来歌うことになっていた曲を歌って、更にその先にある今を見せようというコンサートでした。
89年ですからね。33年経ってその先を完結させ、更に今に至るまでを見せる。こういうコンサートは多くないです。しかも、西武球場ではおなじみのメンバーだったギタリストの佐橋佳幸さんとサックスの山本拓夫さんも参加してました。
いくつもの時代の彼女のバンドマスターも今のメンバーに加わった最初で最後かもしれない豪華なバックでのステージは何と3時間。何曲歌ったんだろう。13曲メドレーというのもありました。
声、出てましたねえ。19歳の時に書いた曲も歌ってましたけど、当時よりも堂々としている。デビューした時から年齢を感じさせない歌いっぷりの人でしたけど、それみ変わらずに年期が入っている。
「19歳の秘かな欲望」の時は、敢えて自分の年齢をそこに当てはめてましたからね。「恋するパンクス」というロックンロールがあるんですが、サックスの拓夫さんとマイクアクションまで披露。鍛えてるんだなあと思いました。
女性アーテイストの単独連続スタジアム公演は世界でも稀有な例でしょう。調べたら映像のボックスもダイジェスト的なものしか出てないみたいですね。アルバムも86年の「Lovin You」から93年の「BIG WAVE」まで7作一位。
80年代がブームになってるみたいですけど、彼女のことは色んな形でアーカイブされるべきじゃないでしょうか。現役であり続けてるんで、こういう言い方は彼女も好きじゃないのかもしれませんが「伝説」であることには間違いないです。
というわけで、三連休終わり。お天気に恵まれました。早くも熱中症になりそうでした。明日は平井大さんのインタビュー。何だか大変そうな気がしてきました。無事に終わることを。
曲ですね。美里さん「GROWIN’UP」を。”夢を捨てないで”という言葉が妙に響きました。もはや「夢」、持てないですもんね。捨てないようにしましょう。じゃ、お休みなさい。