明日発売になる新作アルバム。前作から11年ぶり。その間に活動休止もありました。結成が1975年。1976年デビュー。去年は45周年。71年にデビューした前身のはちみつぱいからっ数えると去年が50周年でした。
それだけのキャリアのバンドは、THE ALFEEくらい。でも、はちみつぱいを入れるともっと長い。ただ、何度か活動休止があるので、そういう時期のないTHE ALFEEの方が密度は濃いということになりますが。
という話はどっちが偉いみたいなことではないんであんまり意味はないですね。それぞれの活動の形態も違います。メンバー全員がソロで活動してたりプロデユ―サーや作家でもあるという点ではmoonridersに並ぶバンドはなさそうです。
今日の「毎日新聞」の「夕刊」に掲載されている「今月の特撰盤」で彼らを取り上げたんですが、ロックやジャズというような音楽のジャンルで分類できない比べようのない聞きごたえのある作品になってます。
と言ってもそんなにずっと聞いてきたわけでもないんです。むしろそんなに接点がなかったと言った方がいいかもしれません。でも、ずっと気になっていた。遠くで見ているみたいな感じがしてました。
職人のプライドみたいなものを持ち続けている。お手軽な聞きやすさみたいなところにいかない。むしろ、そういう迎合路線みたいなものに対して斜に構えている。そんなに簡単に分かられてたまるか、みたいな一徹さもある。
まあ、一筋縄ではいかないバンドだと思ってました。FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」でも、いつか取り上げたいなと思いつつ、なかなかオリジナルアルバムが出ませんでした。何せ11年ぶりですからね。
今、扱わないと今度はいつになるか分からない。今しかないかな、ということで5月の特集にしようと思ってるんです。はっぴいえんどと同時期の東京のバンドで同じように日本語のロックを志向していたバンドでもあります。
新作アルバムを軸に彼らの軌跡を辿ってみる。ハードルは高そうです。最初で最後のムーンライダーズ詣で、一から勉強するみたいな気分。多分、レコード会社を一番移籍したバンドでしょう。今週から来週はムーンライダーズ漬けになりそうです。
新作アルバムもそう。「老い」をテーマにしたバンドのアルバムは珍しいです。深淵なテーマを時に重厚に時に韜晦を込めて表現する。じっくり聴き直すことで面白さが分かるロックアルバム。老練、老獪と言ってしまいましょうか。
昔、ローレン・ローレン・ローレンという西部劇がありました。主題歌を伊藤素道とリリオ・リズム・エアーズというコーラスグループが馬追の音を入れながら歌ってましたが全く関係ないっす(笑)。その世代のバンドではあるか。
昨日、帰りは大変でした。夕方にSIONのインタビューを終えて帰ろうとしたらJR中央線が信号トラブルで二時間以上運転見合わせ。途中駅までバスで行ってそこからまた乗り継ごうと思ったらその路線が廃止になっていた。
東京なのに不採算路線は整理されてるんだな、と妙な感心をしてしまいました、って感心じゃないか。通勤時間でしたからね。駅のホームから人が溢れてる。サラリーマンは大変だなあ、とこちらは感心かな。
というわけでムーンライダーズの新作「It’s the moonriders」から「岸辺のダンス」という曲を。それぞれの「岸辺」。どういう岸辺なんでしょうか。じゃ、お休みなさい。