消息不明の親友。

　今日、学生時代の友人の誕生日なんですね。そういう友人は多くないです。しかも男ですからね。男の友達の誕生日ですからどっか気持ち悪いといえば悪い。「何でお前の誕生日だけ覚えてるか分からないんだよな」という話をしたことがありました。

　アーテイストの誕生日は何人か覚えてますけどね。それはどこか仕事に関わることでもあるからかもしれません。そういう感じじゃないけど忘れない。もちろん毎年じゃないですけど、以前は時々電話したりもしてました。

　5､6年位前かな足腰が弱ってしまって長い距離を歩けないんだよと言ってたことがあったんですが、消息が分からない。離婚してしまってひとり暮らし。行きつけの飲み屋さんがあって、そこに聞けばわかるかと思ったら、コロナで廃業してました。

　僕と違って印刷会社に就職したんですけど、起業してバイオ関係の医療機器を輸入して大学病院とかに収める会社をやってました。でも、数名で始めた会社が大きくなった時に親会社に乗っ取られる形で追放されてしまった。

　それでもまた新しくそういう会社を起こしてそれも軌道に乗りかけていた。文系の大学なのに頑張ってるなと思ってたんですが、身体を壊して一線を引かざるを得なくなっていた。煙草もお酒もやめないままで私生活はかなり奔放でした。

　家庭もうまくいなかくなって一人暮らしで行きつけの飲み屋の女将のお世話になっていた。連絡先はその店だった。携帯は使われてないし家は知らない。死んじゃったのかなあと思っても確かめようがない。

　僕らの学生時代はどこか特殊なんですよ。卒業式もない時代でしたからね。同窓会もやったことがない。彼も一緒に学校に泊まり込んでデモに行ったり、同じバイトをしたりしていた仲でした。

　消息の分からない友達がいっぱいいるんです。途中で学校に来なくなってそのまま退学してしまった奴もかなりいましたし。どうしてるかなあ、と思っても連絡の取り様がない。SNS時代には考えられないことでしょうけど。

　やっぱり会っておきたい友人というのはいるもので、コロナはそういうことも叶わなくしてるんだなと思わさせれますね。気温の変化に身体がついていかない。疲れが取れずにどこかだるい。こういう日は気がめいりますね。

　こんな話を書いたからといって何かが分かるわけじゃないでしょうけど。明日は大宮のNACK5で「J-POP　TALKIN’」の完パケ。夜はスタレビのサンプラ。何かの手違いでまた見ることが出来ます、ラッキー（笑）。

　曲ですね。友人の歌。RCサクセション「ヒッピーに捧ぐ」を。ヒッピー風だったのは僕の方ですけど（笑）。じゃ、お休みなさい。