日本人の宗教観というよりは自分のことですね。通っていた幼稚園がキリスト教の教会が経営しているところだったんで、無意識のうちに讃美歌には親しんでいたことになります。アメリカンポップスが好きだったのも、共通するものがあったんでしょう。
でも、実家は浄土宗の檀家。若い頃はそういう意識は薄くって、むしろ気分的にはキリスト教の方に親近感があった。仏教はどこか抹香臭いみたいな目で見ていた。この10年かな。変わりましたねえ。
両親がなくなったのが大きいですね。葬儀の喪主になったりしてお寺さんとの付き合いが出てきたりしたこともあります。「仏教徒」というほどじゃないにせよ、意識ざるをえない。日本の風習や習慣と仏教みたいなことも考えるようになる。
京都に対しての距離感もまさにそれですね。前にも書きましたけど、京都はそんなになじみがなかった。いたんですよ。20代で「京都好き」を気取っている放送局のデイレクターとか。「かっこつけてんじゃねえ」みたいな目で見てましたからね。
年齢ですよ。20代で何が京都だ、と思っていた自分も間違いとは思いませんけど、そんな風に反発する必要もなかったと改めて思ったり。今日も知恩院に行ってみてそういう感じになりました。京都は奥が深いです。
知恩院は法然上人というお坊さんの御廟がある、ということはお寺の住職と話すようになって知ったことですが、あんなに立派なお寺とは思ってなかったんです。広さと言い佇まいといい堂々とした歴史的建造物でした。
こういうことを知らないといけないかなあ、と思いながら見事は桜を見ておりました。どこに行ってもため息の出るような桜ばかりです。紹介されて行った和食屋さんのご主人が「もうやめてくれという感じ」と言ってましたけど、半分本音でしょう。
知恩院も八坂神社も祇園も鴨川沿いも一面に桜。これも改めて気づいたんですが、京都は高層建築がない分、空が広い。桜の花が広がっている景色がほんとによく似合います。いい結婚記念日になりました。
でも、少しですけど、仕事はしてます。鴨川の桜を見ながらね(笑)。というわけで、曲です。宗派が何であれ、願うこと、祈ることは変わりがないのだと思います。Mr.Children「祈り~涙の軌道」を。じゃ、お休みなさい・