喫茶店での5時間ワーク。

　居心地のいい喫茶店を見つけてしまいました。隣の駅のマルイの中にあるカジュアルなカフェレストラン。割と広めで風通しもいい。お店の奥に以前は喫煙スペースだったと思われる、少し囲われた一角があるんです。

　何がいいかというと、場所が奥まっていて柱の陰なんで、店の入り口やカウンターからは死角になって見えない。何時間いても目立たない。しかもWi-Fiが無料。一時間ごとに切れるんですが、また回復することもできる。軽食もあります。

　午後はずっとそこにいました。僕よりも前に来ていてまだ残っている人もいましたからね。受験生にしてはもう時期がずれてるでしょうから仕事なんでしょう。そういう人にとっては穴場なんだろうな、と思いました。

　昨日書いたFM　COCOLO「J－POP　LEGEND　FORUM」の３月特集。みゆきさんのライブアルバム「ラストツアー・結果オーライ」の全曲特集。明後日が収録なんで進行台本を作らないといけない。後少しのところまで来ました。

　二枚組21曲を４週にわけて紹介するんですが、曲目が決まってるんで選曲から考える必要がないんでそんなに時間はかからないかなと思ったらとんでもなかったです。例によって資料が全然頭に入らない。何度見ても忘れる。

　この曲はどのアルバムに入っていたかとか、いつのツアーで演奏されたとか、このミュージシャンのキャリアはどういうものだったか、とか。調べても調べてもすぐに忘れる。一つのことを調べると前に調べたことはもう頭に残ってない。

　もはや諦めの境地。年齢以外の何者でもない。健忘症と言われてもしょうがない。前はこんなに時間かからなかったよなあ、と嘆いても始まらない。愚直なくらいに何度でもやるしかない。ゆっくりのっそり。もしもしカメよカメさんよ状態です。

　カメハメハ大王という人がいましたけど、って何の話だ（笑）。カーメン・キャバレロというピアニストもいましたね。ミッキー吉野さんが、4才かな、6才だったかな。ピアノに惹かれたきっかけになった人でした。

　何の話だっけ（笑）。ゆっくりとしか進めない。そういう年齢です。進めるだけまし。成長も進歩も望めない後期高齢者です（笑）って、笑い事じゃないですけど。でも、笑える時には笑いましょう。笑えるうちが花です。

　喫茶店5時間は久々な感じがありました。人がたくさんいるんだけど、自分のいるところは隔絶されている。街中の静寂。そういう場所も時間も好きです。若い頃からの僕の日常です。というわけで、今日もみゆきさん。「店の名はライフ」を。ああいう雰囲気の店、東京にまだあるんでしょうか。じゃ、お休みなさい。