朝日新聞の「夕刊」にそういうコラムがあるんです。そんなに長い記事じゃないですけど写真があります。で、その取材を受けました。普段話すことがないようなことや話したことがないようなことまで訊かれるまま。楽しい時間でした。
「一語一会」ですからね。「言葉」に会う。人生を変えた言葉についての取材。いつどういう時に誰からどんなことを言われたのか、その言葉でその後の人生がどう変わったか。話しましたねえ。ほぼ2時間近く。
まあ、新聞ですから、そんなに文字数がない。ほとんど記事にはならないでしょうけど(笑)。コロナ禍で人と話す機会が少なくなっていることもあるでしょうし、普段は「人生の転機」なんて考えませんからね。
でも、他人の「転機」についてお書きになるわけですから、その人がどんな生い立ちでどんな過程を経て今の仕事をするようになったのかを把握しないといけない。その時は何をやっていたんですか、みたいなことを訊かれるほど深みに入ってゆく。
色々考えてどんな選んだのは30代後半になって信頼していた雑誌の編集長から言われた言葉にしたんですね。もし、その人にその言葉を言われていなかったら、今の仕事は出来てなかったかもしれない、という言葉です。
どんな言葉だったかは、記事をご覧になって頂ければと思いますが。掲載は3月中旬の予定だそうですが、こういうご時世ですからね、何があるか分からないんであくまでも予定ということでしょう。決まったらお知らせしますね。
昨日は多少、感情的になって書いてしまったという反省もあります。世界はそんなに簡単に二分化出来ないでしょうし。それぞれの国の中にも色んな意見もあるでしょう。これからそういう声が上がることもあるんだと思います。
でも、事態はどんどん悪くなってるみたいですし。ウクライナの首都、キエフが陥落しそうでチェルノブイリ原発もロシア軍が抑えたと言ってます。ウクライナに国民総動員令が出たんだそうです。
「国」を守るのか、自分の「命」を守るのか。僕は「命」の方が大事だと思います。逃げられるものなら逃げてほしい、たとえ「卑怯者」と言われても、です。「命」と引き換えにしなければいけない「正義」はないんじゃないでしょうか。
寺山修司さんの有名な句がありますよね。”マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや”。命を捨てるほどの祖国はあるだろうか。加川良さん「教訓Ⅰ」を。明日はどうなるんでしょうか。じゃ、お休みなさい。