目下ツアー中ですね。僕は見たのは一昨日、22本目と言ってました。全都道府県ツアー。この後。5月まで続くという長丁場。従って内容には触れません。実を言うとソロは初めてなんです。エレカシでしか見たことがありませんでした。
ソロでは一昨年にカバーアルバム「ROMANCE」を一位に送り込んでました。チャート一位は初めてだったんじゃないでしょうか。去年の10月にはソロの二枚目「縦横無尽」が出ました。ツアータイトルも「日本全国縦横無尽」です。
初めて見たソロ、面白かったですねえ。想像していた通りでもあり想像以上でもあった。まっすぐな心優しき武骨さはもちろんありつつ、バンドとは違うパフォーマーとしての気概も見せつけていた。まさに縦横無尽なステージでした。
そういうエンターテイナーとしての新しい面は、アルバム「ROMANCE」が大きかったでしょうね。彼の歌に対しての飾らない誠意みたいなものがそのまま出ていた。カバーにありがちな技巧的な自己顕示みたいなものを感じさせなかった。
それが曲の新しい魅力も引き出してた感じでした。ユーミンからみゆきさん、ちあきなおみさんや太田裕美さん、選曲も良かったですし。徳永英明さんのヒットシリーズ「VOCALIST」に通じる企画の妙を感じさせました。
ということもありつつライブを見たいな、と思ったのは今回のバンドのリーダーが小林武史さんだったからですね。ap bank fesも出てましたし、どんな化学反応を起こしているのかを確かめたかった。
一番面白かったのはそこですね。ギター・名越由貴夫さん、ドラム・玉田豊夢さん、ベース・キタダマキさん、キーボード・小林武史さん。スリリングでした。小林さんがあんなにワイルドに弾いているのはあまり見たことがないでしょうね。
宮本さんとバトルしてる感じ。この曲がこんなにロックな演奏になるのかと思ったり。それでいて宮本さんならではのエンターテイナーぶりも加わっていた。同年代の男性ソロでは斉藤和義さんがいますけど比較したくなりました。
ロック系シンガーソングライター、今、少ないですからね。貴重な存在。小林武史さんもやりがいを感じてるんじゃないでしょうか。というわけで、曲です。宮本さんが歌う、みゆきさんの「化粧」を。
明日はTHE ALFEE、3人のインタビュー。NACK5「J-POP TALKIN’」です。アルバム「天地創造」について。じゃ、お休みなさい。