通称川口リリア。駅の西口にほぼ直結。アクセスのいい東京近郊のホールとして頻度の高い会場ですね。でも、昨日はFM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」の「ミッキー吉野」特集の前半二週を収録した後ですからね、ぎりぎりでした。
ライブの案内を頂いた時は開演6時半だと思ってたんで収録で間に合わないと思いますとお答えしたんですが、開演が7時だった。終わってすぐにスタジオを飛び出して地下鉄とJRを乗り継いで何とか間に合いました。
「LEGEND FORUM」の収録の前はデイレクターも僕も、もちろんゲストの亀田誠治さんも抗原キットで陰性を確かめてから。収録もマスク着用。それでなくても活舌に自信がない人間としては心もとないことこの上ないんですが、仕方ありません。
亀田さんの熱のこもった話に感動する余裕もなく会場に駆け付けたんですが、素晴らしいライブでありました。まだツアーが始まって三本目。中身には触れませんが予想を遥に凌いでおりました。
と言っても予想をするほど事前の知識があったわけでもなく、テレビの番組で歌っているのを見ただけです。紅白とかオリンピックの閉会式とか2019年にメジャーデビューしたばかりとは思えない大舞台ばかりでしたからね。
でも、一番気になったのが、TBSの「音楽の日」だったかな、Bank Bandと一緒に歌ってたんですね。たぶん、小林武史さんのお眼鏡にかなっただと思いましたけど。見ていて「え」と思ったわけです。
機会があればこの目で確かめたいなと思っていた矢先の案内。マスク二重の陰性証明付きで駆け付けました。で、驚いたんですよ。ひょっとしてそういう話題性を先行させようとしたのかな、という穿った見方がすぐに払しょくされたんですね。
始まってすぐに「ほんとかよ」という感覚になった。もちろん「ほんと」なわけで嘘でも何でもないわけですが。こんなに歌の上手い人なんだ、という素朴な驚き。外連味がない。小手先で歌ってない。気持ちよさそうに歌ってる。
しかも、ルックスの美しい女性アーテイストにある近寄りがたい、みたいな距離感もない。もちろん歌っている時にはそういうカリスマ的なオーラはあって、マスク越しのお客さんが没我状態になってるのも伝わってきます。
洋楽のシンガーみたいだけど、欧米の女性のような過剰なエゴみたいなものも感じさせなくて親近感がある。ど真ん中を行くような歌いっぷりは、線の細い若い女性シンガーソングライターが多い中で他に思い当たるかなという感じでした。
二回目のホールツアーにしてすでにホールは小さい感じがする。武道館に行くのは早いだろうなあ、と思いました。でも、亀田さんと濃密な二本録りの後のライブでしたからね。布団の中に入っても頭がさえて眠れませんでした。今日は寝不足。
今日の東京の感染者数、ついに2万人突破。もう手の打ちようがない、打とうともしてない。成り行き任せもここまで来たか、という感じです。自衛するしかないわけですが。出かけないことが一番なんでしょうけど。
というわけで、今日発売になったmiletのアルバム「visions」から「Fly High」を。飛行機に乗りたい(笑)。じゃ、お休みなさい。