縦に書くか、横に書くか。うちの旦那様は縦のものを横にもしないというご家庭もおありでしょうけど、そういう話じゃないです。原稿のお話し。文字ですね。縦書きと横書き。テレビ番組風にいえば「あなたはどっち」ということになります。
今、横書きの方が多いですよね。今、このブログも直接投稿ですから、みたまんま。横書きです。ウエブの記事もほとんどが横書き。メールもそうですね。僕もそういう場合はほとんどが横書きですね。
短い原稿は横書きの方が早いんです。軽い気分で書ける。でも、少し長めな原稿、3000字以上になると横書きが重荷になるんです。あの感じは独特ですね。それまでに書い部分がだんだん重く感じられてくる。
そういう時は縦書きなんですよ。その方が話が展開して進んでゆく。スライドしてゆく感じなんですね。巻物を広げてゆく感覚。あれは日本語だけじゃないでしょうか。英語とかの外国語にはない気がしますね。
漢文もそうか。中国の古い文献も縦書きだったような気がしますけどこの辺は大した根拠がないです。でも、漢文は「ひらがな」がありませんからね。同じ縦書きでもスピード感が違う。ひらがなの柔らかさと優しさ。日本語だなあ、と思うんです。
お前は国語の先生か(笑)。何でこんなこと書いてるか。みゆきさんのアルバムの原稿を書いてたんですが、3500字。最初は横書きで軽めに書こうかなと思いつつ、何度か書き直して、結局、縦書きにしました。その方がしっくり来ましたね。
ウエブの記事には特徴があります。文章が長い。だらだらしてる。もちろん、そうじゃないものもありますけど、概してそうですね。多分、横書きの方が書きやすいんだと思うんです。筆が進んでしまう、というやつですね。
詞もそうですね。歌詞カードは横書きが多いですけど、詩集は縦書き。あれは理由があるんだと思いますよ。縦書きの方が重みがある。今日は縦書きモードでありました。一応、物書きですからね、今日は(笑)。
というわけで、2022年最初の原稿でした。明日は浜田さんの武道館。終わって良かったです。万一、引きずってしまうと折角のライブが台無しになりそうでしたからね。でも、今日の感染者数が350人。これが1000人規模になっていたら、またライブどころじゃないという声も出そうですし。
どうやら間に合った。そんな実感もこもったライブになるのではないでしょうか。というわけで、曲ですね。浜田さん「壁にむかって」を。じゃ、お休みなさい。