無事に終われそうです。明日、FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」1月の特集の三回目の収録。五週ありますからね。さすがにいつものようには行きません。しかも話の内容がシリアスなんで腰を落ち着けてという感じです。
明日は恭蔵さんが心身を病んでしまい、そこに追い打ちをかけるようにKUROさんにガンが発覚、闘病の甲斐なくなくなってしまう、恭蔵さんがその後を追う、という結末の話ですからね。あの番組だけじゃなく、誰かの「死」を扱うのは初めてです。
「プカプカ・西岡恭蔵伝」という本があって、その著者の中部博さんがいてくれるから出来る特集でしょうね。僕一人では尻込みしてしまいます。あの本が出たことに改めて感謝しながら終えようと思ってます。
今年最後の収録らしい、というと変ですけど、今まで経験したことのない年の終わりですからね。毎年、あの番組の12月の恒例になっている「一人忘年会」という楽しい特集にはならなくて良かったんじゃないでしょうか。
他の原稿も書きましたし。甲斐バンドの「79年のドラマはすべて終わりました。俺たちは80年代に行きます」という武道館のMC風に言えば、2021年の原稿はすべて書き終えました、僕は2022年に行きます、という感じかな。
でも、ほんとに行けるのかな(笑)。毎年、年の背にそういう感慨は強くなってますけど、今年は一段と感慨深い感じですね。このところそんなことばかり書いてますけど、こんな風に一年を終えることが出来るのはあと何年だろうと。終活ね(笑)。笑い事じゃないか。
ともかくまだ捨てきれないものばっかり。この間、仕事場を整理していたら、アナログ盤のシングルがプラステイックの整理箱みたいなものに5箱。どうするんだ、これ、という感じでした。今時、中古盤屋でも引き取ってくれないでしょうし。
昔のインタビューのカセットテープとか押し入れとかクローゼットの中の段ボールに山のようにある。インタビューですから燃えないゴミに出すわけにもいかない。仕事場だけじゃなくトランクルームにも。何があるか自分でも把握してません(笑)。
到底、断捨離も無理そうですし。大掃除の時間もなさそう。もうしばらくこういうドタバタした状態なんでしょうけど。とりあえず今年は無事に追われそうだ、という成り行き任せの仕事納めになりました。
というわけで、今年、忘れられないのが泉谷さんの「阿蘇ロック」の取材。泉谷さんの頑張りは刺激になりました。野外イベントの取材はやっぱり楽しいな、と思えましたし。来年、そういう機会が来るのかどうか。
もしあれが最後の野外だったね、と思い出すことになったとしてもそんなに後悔はないかもしれません、って、何言ってんだか、カッコつけてんじゃねえ(笑)。泉谷さんの「春夏秋冬」。”今日ですべてが終わる、今日ですべてが始まる”という気分で。じゃ、お休みなさい。