昨日でしたけどね。終わってから九段下で開いているお店を探して軽くお腹を満たしてから帰ったらそれなりの時間になってました。今日は大宮で僕の中では早い朝。お風呂に入って寝ました、という話はどうでもいいわけで、コンサートの話です。
いいコンサートでした。武道館らしいコンサート。何でしょうね。貫禄、風格、自然体、サービス精神、演奏力、人柄や人間性、は同じか(笑)。若いバンドには逆立ちしてもでんぐり返ししても出来ない。身も心も目も耳も楽しめるコンサートでした。
2年ぶりの有感客ライブ。毎年二回つづツアーをやっていた人たちがステージに立てない、お客さんの前で演奏できないことがどういうことなのか。やっぱりお客さんの前じゃないと、というのは実感がこもってました。
高見沢さんは、「ツアーの身体」という言葉を使ってましたけど、45年以上自分たちの生活の基盤だった、中心だったものがなくなったわけですからね。桜井さんは「自分の職業が何なのか再認識した」と言ってました。そうだろうなと思いますよ。
真ん中の坂崎さんも両隣に二人がいることに喜びを隠せない。3人のやりとりに思わず笑みがもれてしまう。あの微笑ましさは彼らのライブでしか味わえません。たとえ声が出せなくても、それ自体がネタになるわけですから。
武道館らしい、と書きましたけど、照明や演出もそういう印象でしたね。照明のエンジニアの方たちの気持ちも伝わってくる。曲のフレーズとかリズムで照明が切り替わる一体感に感慨がこもっている。
特別奇を衒ったことをやってないんだけど年期が入っている。ひとつひとつの要素だけではないコンサートの円熟感。ベテランというのはこういうことなんだよな、と思わせつつそこここに初々しさもある、貴重なコンサートでありました。
武道館は11月の松本隆さんのトリビュートコンサート以来。あの時はオムニバスですからね、顔ぶれや選曲の特別さに感動するという時間でしたけど、コンサートという意味では全く違う楽しさに溢れてました。
と書きつつ、ALFEEのファンの方たちには、失礼千万なんですが、頭の中で思い描いていた別のコンサートもあったんです。ふっと想像したりする。1月の浜田さんの武道館。こんな感じになるのかなあと思ったりしました。
慣れ親しんだ武道館と20年ぶりの武道館。しかも40年前の初武道館のセットリストでやる。同じ武道館でも意味合いがかなり違いますからね。どんなコンサートになるんでしょうねえ。感極まることは間違いない。自分でも予想がつきません。
今年最後の武道館がTHE ALFEE、新年最初の武道館が浜田さん。終わりよければすべて良し。始まりがよければもっと良し。そんな年末年始になるかもしれません。NACK5「J-POP TALKIN’」の年内の収録も終わりました。
来週、FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」の一月分の収録を終えます。今朝、駅まで歩いたら膝ががくがく。小田さんがインタビューで身体を鍛え直すと言ってました。もちろん次元が違いますけど、他人事じゃないです。
歩け歩けの待ったなし。THE ALFEEの3人は怠ってないなあと。当たり前でしょうけどね。しかもまだ若いし(笑)。60代と70代はかなり違います。というわけで、曲です。THE ALFEE「SWEAT&TEARS」。35年前の歌だとは思えませんでした。じゃ、お休みなさい。