何の話だ(笑)。午前中、カミサンとお寺めぐりを付き合って、その後に別行動になって、お目当ての喫茶店’でお昼ご飯を食べてからホテルに戻ってRADWIMPSの新作アルバム「FOREVER DAZE」を聴いてました。
戻ってからNACK5「J-POP TALKIN’」のインタビューがあるんです。でも、帰った次の日は予定が入っていて聴く時間がない。一番ゆっくり聴けるのが今日だということでこうなりました。
喫茶店で聴こうかなとも思ったんですが、最近、イヤホーンやヘッドホンで聴くとめまいがすることがあるんですよ。自律神経なんでしょうけどね。難聴にもよくないと医者にも言われてるんで、持参したミニスピーカーを使って部屋で聴いてました。
ほんとは喫茶店で聴きたいんですけどね。原稿を書くのとか本を読むのは向いてるんですけど、イヤホーンは出来るだけ避けるようにしてます。部屋で聴いているんですから、どこでも同じと思われるかもしれませんが、気分は新鮮ですよ。
RADWIMPSの野田洋次郎さんの声は京都っぽい感じがしたりね、思い込みでしょうけど(笑)。そんなことないかな。彼の声の柔らかく繊細で優しい儚さが京都によく似合う気がした。どろどろした生活感とか生々しさ、刺々しさがない。
今回のアルバムは特にそう思いました。コロナもあったんでしょうけど、あんまりバンドバンドしてない。シンセサイザーの宇宙的な広がりとか音の作り方の包容力みたいなものと彼の声がマッチしている。
内容もそうですね。コロナ禍で思った人間の「生と死」、そして「神様と人間」みたいな死生観は、世界中がそういうことを突き付けられたからこそ自然に書かれたと思わせてくれる。野田洋次郎さんのヒューマニテイ―を強く感じます。
京都というのもそういう街なんだなあと再認識したり。悠久の時間が流れている。時の流れの中の儚さみたいなものが街の随所に残されている。「お寺」というのがそういう場所なんだ、というのは母がなくなってからそう思うようになりました。
京都、いい町だなあと。そういうお寺と古い町家の中に居心地良い喫茶店がさりげなくある。今日、行ったお店は町家を改装して吹き抜けの喫茶店になっている。二階まで本棚というブックカフェ。店の前になぜかバナバの木。
そして、CDとアナログ盤。細野晴臣さんのアルバム「HOSONOVA」が流れてました。明日はそんな喫茶店を何軒か回ってみます。カミサンは修学旅行以来というお寺に行くそうです。お天気は明日も快晴です。
というわけで、今日のホテルで聴いたRADWIMPS。アルバム「FOREVER DAZE」からシングルになった「夏のせい」を。じゃ、おやすみなさい。