やっとですね。どうにかこうにか。先週くらいは直前キャンセルかなあ、カミサンに一人で行ってもらおうかなあという感じになってました。体力的な自信も低下するばかりですし。でも、何とか行けそうです。
カミサンと京都に行くのは20年ぶりくらいですね。僕も取材で行ったりはしましたが、ご承知のように例によってコンサート会場とホテルしか知らない。神社仏閣のたぐいは全く縁がない。そういう意味ではハワイ派でしたからね。
周りに「京都好き」は結構いるんです。でも、そういう人たちに対してどっか醒めてみていた。ま、若ぶってたんですね(笑)。前回、二人で行ったのも、カミサンが古典について調べないといけないというんでおつきあいした感じでした。
今回は違いますね。僕が年を取ったということもあるんでしょう。コロナで目が国内に向いたせいもあるのかな。いろいろある中で一番大きかったのが、去年か。松本隆さんの取材を京都でやったのが大きかった。
インタビューの場所が、松本さんが好きだという喫茶店だったんです。市内の何の変哲のない路地の奥にある民家みたいなお店。そこが良かったんですよ。時間が止まったような静かなお店で、インタビューが終わってからもそこで仕事してました。
昔、新宿にもこういう喫茶店があったよなあ、と思った。新宿の三越裏にあった「青蛾」という掘っ立て小屋みたいな喫茶店。松本さんもそこを知ってました。で、京都というのは喫茶店の街なんだ、と今頃認識したわけです。
今回はそれ。喫茶店を回ってみたい。色々調べました。すごい数の喫茶店がある。喫茶店好きの「聖地」が京都なんだそうです。5,6軒は行けるでしょうね。こういう旅行は初めて。楽しみであります。
パリの喫茶店めぐりをしたいなあ、と思ったともありましたけど、コロナでもう無理でしょう。京都がその代わりになるかもしれません。お天気もよさそうです。というわけで、曲ですね。京都の喫茶店といえば、高田渡さん、「コーヒーブルース」。じゃ、おやすみなさい。