終わってホテル。長い一日でした。最後の出演者だった泉谷さんの演奏が終わったのは8時前だったんですが、その後のハプニングというかサプライズがありました。お客さんもびっくりしたでしょうね。
会場にはキャンプエリアもあるんです。かなり広いですよ。斜面の後方と横側。色とりどりのテントが張られてます。そこに350人以上の方がお泊りになっている。お客さんの一割近い数がキャンパーというのが場所を物語ってます。
阿蘇高原はアウトドアのメッカなんでしょうからね。そこにキャンプファイアーが用意されていて今夜そこに火が入ることになっていた。泉谷さんが突然現れて即席の点火式をするという予定外の行動になりました。
ステージの後ですよ。渾身の熱演というのはこういうことを言うという体当たり。用意していた曲をやりっきって、その後にボランテイアスタッフ40人くらいかな、ステージに呼び込んでみんなでジャンプする。
声を出せないなら身体で反応する。アレンジもそういう踊れるように手が加えれていて、客席を煽る。持てる力を全て出し尽くす。動けなくなるまで歌う。最後はスタッフに支えられながらのパフォーマンスの後ですからね。
陽が落ちてからは気温も下がってきて、その頃は10度を切ってました。その中で突然現れたんですから、お客さんは喜んでました。泉谷さんは提唱者ということもあるでしょう。ケータリングのおばさんのスタッフにも気を使ってました。
でも、いいコンサートでしたよ。若いバンドやヒップホップ。そして、ももクロ。今一番勢いのあるCreepy Nutsというヒップホップの二人組に踊っていたおじさんがいたんで年を訊いたら64才。こういう音楽は初めてと言いながらでした。
この音楽しかない、というロック系のフェスの狭量さがない。家族づれやカップルからグループ。色んなお客さんがたぶん、縁がなかったであろう音楽を楽しんでいる。会場も広いんでゆったりしてる。
平和だなあという野外イベント。お天気も最高でしたし。青空にうろこ雲が空一面に広がる景色は圧巻。阿蘇高原という感じ。噴煙が祝ってくれているようでした。10時に始まって9時間半くらいかな。早かったです。
それぞれのステージで意外性もあったりね。驚いたのは、ももクロ。泉谷さんに「自分たちで演奏すれば」と言われたことがある、と言って全員が楽器を手にして歌ったのが何と、みゆきさんの「ファイト!」。
決してうまいとは言えない出来でしたけど、みんなの真剣度が伝わってくる。誰かに「やらされている」感じがしない。リーダーのれにさんは終わってから涙ぐんでました。これがももクロなんだな、と再認識した感じでした。
会場で書こうと思ったんですが、WIFIが不安定で一回書いたものを消してしまったんで辞めました(笑)。写真のアップもそこにはまって行きそうでまずい。シャッターチャンスを考えるのは僕の仕事じゃありません(笑)。
明日もライブはありますが、僕はどっかに机を借りて今日のことを書いて帰ります。いつもの感じです、写真はありません(笑)。というわけで、ももクロがこの曲を歌った時のことを想像してみてください。みゆきさんで「ファイト!」を。じゃ、お休みなさい。