何ででしょうね。家で使っているPCがここに入れなくなっていて、仕事場のものと入れ替えて書いてます、というようなことはどうでもいいですが。金曜日のGLAYのインタビュー、無事に終わりました。
NACK5「J-POP TALKIN’」初の4週間ぶち抜きGLAY特集。メンバーそれぞれで一週間。いつものインタビューはそれぞれのゲストが二週ずつ。そういう体内時間が出来上がってるんで、一人一週というのは結構難しい。
どういうことかを言うと、二週分だとインタビューを流す時間が30分強なんです。編集して無駄な部分をカットしてそのくらい。編集する前のインタビュー自体は45分くらいある。かなりじっくりと話が聞ける。
でも、一週ということは使えて20分。話の流れの起承転結つける余裕がない。かといってじっくり話を聞いてしまってカットするところが増えてしまうのはもっと勿体ない。どうすればいいか。考えましたよ。
一枚のアルバムをそれぞれに順番に語ってもらう。12曲入りですから曲順通りに3曲ずつ。そこにその中に入ってない曲について1曲。4週間聞くと一枚の全曲解説が揃うという形。うまく行きました。
何でそういう形が出来るだろうと思ったか。この10年くらい、GLAYは4人4様というそれぞれの対等な関係がバンドの個性になってきてましたからね。曲にしてもバンド中の役割分担みたいなものも確立されてきてました。
若い頃のような”いつも一緒でーす”みたいな同級生感覚とは違う距離感。それでいてブレがない。例えば一枚のアルバムについて一人ずつ話を聞いても、同じようなところに着地する。その人なりの視点でありつつ向かっているところは変わらない。
そういうコミュニケーションの良さはすでに分かってましたからね。「FREEDOM ONLY」というアルバムがどんなアルバムなのか。4つのジグソーパルみたいな全曲解説が出来るだろうな、と思ったんですが、みごとにそうなりました。
この間も書きましたけど、アルバム「FREEDOM ONLY」は、4人4様というカラーが特徴になっていた最近のGLAYのアルバムの中では異例。TAKUROさん以外のメンバーの曲が入ってない。TAKUROメロデイーの過去・現在・未来という感じなんです。
そういう意味では待望のアルバムと言っていいでしょう。GLAYの「核」になっているもの。情緒的な意味でも音楽的な意味でも「やさしさ」が根底にある。なぜ、そういうアルバムになったか。それぞれが語ってくれてます。
コロナ禍でツアーが出来ない。コンサートで声を出して楽しめない。そういう中で伝えたいことやそういう中だから伝わる音楽。最初聞いた時は、ちょっと驚きもしたんですが、聴けば聴くほど入り込める、そんなアルバムです。
オンエアは10月9日の土曜日からの4週です。楽しみにしていてください。題して「永久保存版・アルバム「FREEDOM ONLY」メンバー4人全曲リレー解説3曲+1」。というわけで、曲です。アルバム「FREEDOM ONLY」から「青春は残酷だ」。「あの頃のGLAY」を感じられると思います。じゃ、おやすみなさい。