FM NACK5「J-POP TALKING’」のインタビュー。8月25日に2年ぶりメジャー6枚目のアルバム「STILL GOING ON」が発売になります。インタビューは前々作、2018年の「GOOD LUCK TRACK」以来。良いインタビューでした。
気持ちいいインタビューというのかな。流れを計算したり伏線を考えたり落としどころをイメージしたりしなくても話が進んでゆく。そんなに気づかいしなくて聞きたいことを聞ける。答える方も自分の気持ちを確かめながら率直に話してくれる。
一番聞きたかったことは、このアルバムがコロナ禍でツアーが出来ない中で作られたものだったこと。年間300本のライブを行っていた、曲も旅の楽屋で書いたりするという「旅の人」が、そういう状況をどう受けめていたか。
新作アルバムは、改めて自分の音楽に向き合ったという内容だったんですね。弾き語りという一番シンプルなスタイルをどこまで突き詰められるか。従来のフォークソングとは違う、ヒップホップ以降のライム・シンガーでどこまで書けるか。
言葉の選び方とかそぎ落とし方にワビサビのような静けさがあったり。そういう日本画のような言葉を叙情的にならずにギターどう搔き鳴らすか。その一方で、今までの彼の魅力だった、言葉を叩きこむような激しいスピリットを伝えるか。
元大学のボクシング部の主将だったという言葉のパンチ力。それでいて粗野にならない凛とした生身の人間性。身体ひとつで戦い抜いてきた男の真っすぐさは年々ピュアになっているようにも思えます。
北海道の大学の時にフォークデユオ、野狐禅を結成、2003年にメジャーデビュー。僕が初めてインタビューしたのはその時ですね。こんなにスピード感のあるダイナミックなフォークがあるのか、と思ったのが最初です。
2009年にソロになって、事務所もない中で単身全国を旅しながら歌いまわって2014年にメジャーから再デビューしました。ライブだけで生きてきた。新作アルバムにもそういう旅の歌は色々あります。
今、京都在住。日本的な風情が歌われているのは、そういう背景もあるんでしょうね。それもアルバムの新しい一面になってます。コンピューターで何でもできる、ライブはそんなに重要視されない傾向もある中で、より貴重な存在になっている人。
たぶん、ここまでアルバムの曲について語ってもらったインタビューはないのではないでしょうか。オンエアは、少し先。8月28日と9月4日です。というわけで、今日も35度超え。暑かったです。女子バスケの決勝進出、感動しました。
曲ですね。竹原ピストルさん、「今宵もかろうじて歌い切る・Live at ドラマ「バイブレヤーズ」撮影現場ver」を。真剣勝負の歌です。じゃ、おやすみなさい。