4月にFM COCOLOで放送した「岡林信康・復活の朝スペシャル」が民間放送連盟賞近畿地区大会ラジオエンターテインメント部門の最優秀賞を受賞しました。民間放送連盟の主催ですからね。放送番組の賞としては最も格の高い賞なんです。
レギュラーの「J-POP LEGEND FORUM」の3月の5週間の特集の時のインタビューを元に岡林さんのキャリアを辿りなおした60分番組。中心になっていたのは23年ぶりの新作アルバム「復活の朝」。そこに至る過程を綴った、という内容でした。
「フォークの神様」と呼ばれた後、そこから逃れるように京都の山村に隠遁。再び音楽に復帰して演歌やポップス、日本の伝統的なリズムを取り入れたエンヤトット。その一方で続けていた弾き語り。そうした音楽的な模索と変遷と父親との葛藤。
こんな風にたどるのは最初で最後だろうな、と本人も言っていたインタビュー。言葉と音楽の組み合わせと60分という時間の流れ。今時、こういう番組は少ないよなあ、というワイド番組全盛の中で絶滅危惧種のような番組になったと思ってました。
何せ、ラジオエンターテインメント部門ですよ。しかも近畿地区大会。エンターテインメントの本場、メッカの関西地区での受賞ですからね。「やった!」という
こみ上げるものがあります。
これから全国大会が待っているわけですが、どうなるでしょうねえ。FM局、AM局を問わずの参加ですからね。自分の中では一番いいはず、と思ってるのですが、他局がどういう番組を出品してくるか次第になります。
マネジメントの窓口の方にお知らせしたら、岡林さん、今日が75回目の誕生日でした。彼のところに伝わっているかは分かりませんが、誕生日プレゼントみたいに思ってもらえると嬉しいです。きっと再放送もしてくれるでしょう。
というわけで、ありがとうございました。自分で言うのも何ですが、一足早いメダル獲得です(笑)。曲ですね。岡林信康さん、「復活の朝」を。コロナ禍で北京の空がきれいになった、という新聞記事から生まれた曲です。じゃ、おやすみなさい。