ということで、一昨日行われました。FM NACK5「J-POP TALKIN’」のインタビュー。来週、21日に3年ぶり、9枚目のアルバム「HOPE」が発売になります。僕らの番組の登場は9年ぶり、4回目です。
彼のデビューは2008年。今年で13年。その中で4回目で、しかも9年ぶりというのはかなり珍しい例ですね。デビュー当時は、アルバムごとに話を聞いていたことになります。彼の生まれは1989年2月。つまり平成。
デビュー当時は平成生まれのシンガーソングライター初、という語られ方をしてました。デビュー曲「HOME」がチャートの5位になった時とか、2枚目のアルバム「journey」が一位になった時もそうでした。
なんで興味を持ったかというと、そういう”新世代”みたいな打ち出し方とは別に、彼の声と曲に惹かれたんですね。ソウルミュージック色の心地よさは、そういう若さに留まらない大人っぽさみたいなものも感じさせました。
しかも詞も曲も彼でしたからね。実家がカラオケボックスをやっていたという環境もあったんでしょう。どっか年齢や時代を超えたところがあった。2012年には小田和正さんと一緒に歌ってましたからね。
でも、デビューした時は18歳。”翔太くーん”みたいな少女人気もすごかった。そのギャップに惹かれたこともありました。その後かな、5年くらいしてから急激にヒップホップに接近していったんですね。
年齢相応になっていったということなんでしょうけど、僕らの番組とは縁がなくなっていった。2016年の「PROUD」、2017年「FLY」、2018年「WHITE」という3枚のアルバムがそれですね。どれも力作ぞろい。
そういう中で、日本の活動を諦めて海外に移住しようとしたとか、全く曲が書けない状態が続いたとか、かなり内省的な話も明かされてました。若くして成功した早熟なシンガーソングライターの葛藤ですね。
やりたい音楽を見失って、そこからどう自分を取り戻していったか。彼は新作アルバム「HOPE」を「第三章の幕開け」と言ってるんですが、それがどういうことなのか、よくわかるインタビューになりました。
改めて、思ったんですが、彼はそんな風に見られてないだろうなあと。30代になったばかりとは思えないくらいに地に足がついている。そういう面が伝わる番組になればいいな、と思ってます。オン・エアは7月31日と8月7日です。
オリンピック真っ最中だ。嵐の中に突っ込んでゆくみたいな展望なき始まり。”ぼったくり男爵”のバッハさんは、今日、広島に行ってました。東京はお盆。僕も墓参りに行ってきましたけど、被爆者の霊が泣いてるでしょう。
というわけで曲ですね。清水翔太さん、2014年の曲「シンガーソングライターの唄」。みゆきさんの「ララバイSINGER」みたいな曲です。じゃ、お休みなさい。