ファンクラブの会報誌が届いてるのを気づかずに、さっき開封して目を通してたら、いきなり飛び込んできましたね。10月9日からファンクラブツアー。目が釘付けになりました。当初、予定されていたアリーナツアーの会場を切り替えて使うんだそうです。
というようなことはファンクラブの方ならとっくにご承知なんでしょうけど。大体、届いているのに気づかないということ自体が不注意不謹慎。でも、郵便物が重なってるとあのサイズは目に入らなかったりするんです。
ま、いいか。ツアーをやる、と言ってもキャパは半分で通常のツアーのようにはならない。だったら、そういう状況でも受け入れてくれるファンクラブツアーにしよう、となったそうです。
それでもツアーがある、ということが何よりじゃないでしょうか。どういう形であれ、会場にお客さんが入ってステージに生身のミュージシャンが立っていて音を出している。本人が歌っている。
たとえ、客席はマスクをしていて一緒に歌えなかったとしても、ですよ。声が出せなければ拍手がある。手を振ることだってできる。心の中で一緒に歌うことも出来る。そういう歌は、ステージに届くというのは実感です。
これは浜田さんに限らず、ですけどね。声が出せなくても会場の空気は変わる。静寂、じゃない。みんなが歌ってるなあ、という空気になる。あれは不思議だなあと。以心伝心という例なんだと思いますよ。
中でも浜田さんのライブにはステージと客席に通い合うものに特別な何かがある、というのはこれまでの経験で十分に体験してきてるつもりです。ソーシャルデイスタンスという異例の状況の中でそれがどんな風に感じさせてくれるか。
去年、今年のコロナ禍に対しての一つの着地点を見ることになるんじゃないでしょうか。音楽というのはどういうもので、どんな風に求められて、どんな風に共感されてゆくのか。今までに見たことのないライブが体感できる気がします。
10月かあ。後3か月。間にオリンピックがありますからねえ。どうなってるんでしょうね。急に現実味が出てきましたね。8月末にもう一度判断することになる、ともありましたけど。ともかく大事に至ってないことを祈るばかりです。
身も蓋もないことを言ってしまえば、オリンピックはやってもやらなくてもいいから、感染だけは広げないでよ、という感じなんです。ますますそういう感じになりそう。非国民化してますね。いいよ、非国民で(笑)。
というわけで、励みが一つできました。曲ですね。6月23日に出た新曲のCD!「この新しい朝に」のカップリング「壁にむかって」を。あの歌、当時から好きだったんです。あの気負い方が僕らの若さそのものでした。
「壁」に対しての感じ方は若い頃の方が観念的ですし、気持ちが先行して空回りもする。「壁」がどういうものかは、年とともにわかってくる。それが、今の説得力につながってるんでしょう。
82年のライブアルバム「ON THE ROAD」の一曲目。つまり、初武道館の一曲目。ツアーでもやるということなんでしょうね。俄然、セットリストが楽しみになりました。打ち出しはしないでしょうけど。45周年という伏線もあるんでしょうからね。
”死にかけていた日々”よさようなら、そんなライブになることを。じゃ、おやすみなさい。