プロデユーサー、つまり、亀田誠治さん。二日続けてタイトルにお名前を入れるのも多少、気が引けたんでアルバム名をタイトルにしました、って言い訳がましいか(笑)。FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」の7月特集、前半二週の収録が終わりました。
昨日も書きましたけど、亀田さんが全曲を語ってくれるという贅沢な二週間。面白かったですねえ。口を挟むのが勿体ないくらいに密度の濃い話の連続。彼が、なぜあれだけ色んなアーテイストに信頼され慕われているかがお分かりになると思います。
1964年生まれの彼にとって「作詞家・松本隆」という人がどういう存在なのか、残された音楽をどんな風に受け止めて、どう伝えようとしているのか。なぜ、この曲を選んで、なぜこの人に歌ってもらおうと思ったのか。
もちろん、中には選んだ人が希望した曲もあるわけですが、プロデユーサーとアーテイストの意図の間に一点のぶれもない。それぞれが持っていたリスペクトの気持ちが見事に合体している。
トリビュートアルバムは色々出てますけど、これだけ必然性のあるアルバムは近年稀でしょう。奇を衒ったような思いつきが一切ない。でも、客観的に見た時の意外性はある。話を聞いてゆくと、それは意外性の産物ではないということが分かる。
それはつまりところ、「何を伝えようとしているのか」ということに尽きるんだと思うんですね。音楽の魅力、楽しみ方、聞き方、受け止め方、音楽の普遍的な生命力。一曲一曲にそれが込められている。
一枚のアルバムの中には色んなドラマやストーリーがあるわけです。それを知ることで同じ作品が違って聞こえてくる。僕らの出来ることやりたいことはそのきっかけを提供できるかどうかですが、これ以上はないという内容でした。
素晴らしいトリビュートアルバムです。亀田さんにしか出来ないトリビュートアルバム。貴重な番組になったんではないでしょうか。オンエアは7月の5日と12日。月曜日の夜9時なんですが、水曜の朝4時から再放送もあります。
朝、JR中央線が人身事故で運転見合わせ。どうなるかと思いました。早めに出たんで、京王線経由で事なきを得ました。早起きは三文の得です。今日は一日が長い、有効に使えた気がします。10時、早くありませんでした(笑)。
書きたいことはたくさんありますが、プロデユース、アレンジというものがどういうものなのか、勉強になりました。お忙しい中、ありがとうございました。ここで書いてどうする、ですけど(笑)。
番組の最後に一人で感想を話してるんですけど、感心してしまって、言葉になってない。自分のボキャブラリー不足が恥ずかしい。それも一つの記録として聞き流して頂ければと思います。というわけで、曲、何にしよう。
11曲全部にストーリーがありましたからね。でも、話を聞いて全く違う聞こえ方をした曲を。三浦大知さんの「キャンデイ」。原田真二さんが歌った曲ですね。どんなストーリーかは、番組の中で。じゃ、お休みなさい。