昨日でした。有楽町の駅前のホール。初めて行きました。その前に6時過ぎまで六本木で用事があったんですが、乗り換えサイトを検索したら日比谷まで12分だったんで、割と安心していたら場所がわからなかった。
少し慌てていたせいか、地下鉄の駅を間違えて国会議事堂で降りてしまい、出口が見当たらず右往左往したりして、さらに舞い上がってたんでしょうね。ホールのある建物が見つからない。そんなビルあったっけ、みたいな感じ。
しかもいきなり雨が降ってしまって、傘もささないといけない。浮足立つばかりで会場についたのは開演5分後。でも、どうやら間に合いました。何のことはない、有楽町マリオンの11階でした。前はマリオン何とかホールだったんじゃないでしょうか。
都心もビルの経営が変わったりして、その中の名前も変わる。知らないよなあ、と思ってついたら、名前が変わっただけ、みたいな例でしょう。でも、有楽町の駅前そのもの、立地条件は最高。シティミュージックそのものみたいな会場でした。
以前にも書きましたけど、キリンジは縁がないバンドでしたから、彼のライブを見るのも初めて。新作アルバム「FRUITFUL」のインタビューでお会いしたこともあっての初ライブになりました。
いいライブでしたね。ショーアップされた演出とか派手な仕掛けとかは全くありませんが、歌と演奏だけで十分に楽しませてくれました。そう、楽しませてくれた、というのも、それが目的になってない。いい演奏と歌、というだけで楽しめました。
アルバムがそういうアルバムでしたからね。聴き手を意識しながらも、そこに過剰に向かわない。やりたい音楽の質を保ちつつ聴き手に向けたメッセージもある。難易度の高いメロデイーを心地よく聞かせる。
これでもか、と言わんばかりの難易度。ミュージシャンもそういう人たち。元ヒックスビルの真城めぐみさんとか、佐野さんのバンドのドラムの小松シゲルさん、元ジューシーフルーツのべースの沖山優司さんとか。
そして、アルバムを支えたキーボードの富田謙とギターの八橋義幸さん。職人肌の確かな演奏をバックにハイトーンで歌いこむ。それだけあれば、他はいらない、という感じ。出たとこ勝負、というか、思うままのMCも自然体でした。
ソーシャルデイスタンスで声を出せないことがそんなに気にならない。こういうのも大人のライブというんだろうな、と思いました。今回は3本だけと言ってましたけど、勿体ないです。秋にはプラネタリウムでライブをやると言ってました。
プラネタリウムの光がミラーボールみたいな演出効果になるんでしょうね。ファンタジック・シテイ・ソウルというイメージが見えそうです。次も楽しみにしようと思います。で、今日は大宮。朝が早いんで昨日は書けませんでした。
四日空いたのかな。今週、なんだか仕事のことで妙なストレスが色々あって、自律神経的に不安定になって、スマホやPCの画面を見ていると頭痛とめまい、という感じになってたんですよ。出来れば見ないようにしよう、という状態でした。
今までは何ともなかったような事態に過剰に反応してしまったり、今までのいい加減さが通用しなくなってたり。色んなことがあります。今日も「風の谷のナウシカ」を見直そうと思って大宮の帰りにツタヤで借りてきたら、見ている途中で動かなくなってしまいました。
他のディスクでは大丈夫だったから、借りてきたあの盤に問題があったんでしょうね。まったくもう、という感じ。ま、いいか。というわけで、堀込泰行さんのアルバム「FRUITFUL」から「涙をふいて」を。じゃ、お休みなさい。