サンプラ、久々でした。いつ以来になるんだろう。去年の2月のスタレビ以来じゃないでしょうか。あれ、去年かな、一昨年かな。なんだか時間の観念がおかしくなってます。去年が空白になっているせいでしょうね。
鈴木雅之さんのツアーは「ALL TIME ROCK’N ROLL」。去年発売になった40周年アルバムを携えてのツアー。本来は去年行われる予定だったんですが、中止。今年になりました。自分でも「40周年+1」と言ってました。
客席は半分、全員マスク、隣の席が空席になっているソーシャルディスタンス。コール&レスポンスも客席の大合唱もありません。でも、そういうハンディを感じさせない、乗り越えたいいコンサートでした。
「ALL TIME ROCKN’ ROLL」というアルバムは、シャネルズ時代からをたどりなおして、なおかつ、当時ステージでやっていたけれど、その後の作品では歌われてないドウワップのカバーやオールディーズのロックンロールが入ったりしてました。
まだツアー中なんでこれ以上は書きませんけど、そういうアルバムのツアーですから、当然、身体を動かしながら歌う曲も多い。楽しくてしょうがないという気分がひしひしと伝わってくる。元気だなあ、という素直に思えるステージでした。
元気だなあと思えることで自分が元気になる。素朴にそう思いました。実をいうと、始まって3曲目くらい迄かな、何故か冷や汗が出る。副反応後遺症かなと思ったりして落ち着かなかった。どうしちゃったんだ、俺、みたいな感じだった。
身体がライブに適応しなかった、というんでしょうか。まいったな、こんなの初めてだよな、最後まで持つかな、みたいな感覚。でも途中から身体が馴染んでいく、空気に溶け込んでいくのが分かりました。
ライブが初めて、という人とか、ライブ慣れしてないという人はああいう気分になるのかもしれませんね。それだけライブから遠ざかっていたということなんでしょう。何しろ、今年2本目ですからね。
開演前に表の噴水のところで、某FM局の大御所プロデユーサーにこれも一昨年以来かな、ばったりお会いしたら、彼も「実は今年初めてなんだ」と言ってました。そうやって人に会う、ということでほっとすることがあるんだな、と思いました。
マーチンは楽しそうだった、というだけじゃないですね。声も出てました。そういえば、一昨年のツアーで喉を傷めて直前に中止になったのもサンプラだったな、と思い出しました。リハーサルの後に異変が起きたんですね。
MCで「もうすぐ梅雨、この季節は大変なんです」と言ってましたけど、あの時の経験があるからでしょう。それにしても、誘って頂いたことを感謝します。客席半分という条件下ですから、なかなか見たい、と言いにくくなってます。
やっぱりライブはいいな、と再認識した夜でした。そして、副反応の影響はこれで一掃された感じです。完全復活の夜でした。というわけで、鈴木雅之さん、「ALL TIME ROCK’N ROLL」の中の、いきものがかりの水野さんが書いた曲を。
水野さんが詞曲を書いたとは思えないくらいに「鈴木雅之の曲」になってました。「ラブ・ドラマティック」を。じゃ、お休みなさい。