という配信ライブがありました。と言っても行われたのは5月23日。根本要さんの誕生日。64歳か。この間還暦少年と言ってたのに、もう4年経ったということですね。早いなあ。本人が一番そう思ってるでしょうけど。年々早くなるんです(笑)。
ばたばたしていてなかなか見ることが出来なくて、ようやく今日。明日でアーカイブが終わりますからね。間に合いました。そういうタイムフリー的な見方が出来るのは配信ライブの良さではあるんでしょうけどね。
スタレビは5月25日がデビュー日。今年は40周年。コロナじゃなければもっといろんな企画があったんでしょうけど、スタッフの方も含めて忸怩たるものがあるでしょうね。その中で、こういう記念の時じゃないと出来ない、というのがこのライブでした。
リクエスト大作戦。それもシングルだけ。彼らはシングルヒットを頼りにしているバンドじゃありませんから、意外と盲点だったんじゃないでしょうか。これまでのシングル62曲から3曲を選んだもらってランキングをつける。
その上位20曲を順番にやってゆくというカウントダウン形式。ライブのように古い曲も新しい曲もまぜて一つのコンサートの流れを作ってゆくんじゃない。順番に紹介してゆく。今まで見たことがないという意味でも面白かったですね。
そういう趣旨ですから、セットといっても全シングルのジャケットが飾ってあるだけ。それも見る機会があまりない。メンバーがジャケットを見ながら思い出話をしたりメモリアルムードに溢れてました。
それにしても、ですよ。62曲のうち、ベストテン入りした曲が2曲だっけ。他に同じようなキャリアの人たちの名前を出して、ベストテン入りした率、打率、みたいなものを紹介してましたけど、圧倒的に低いんですよ。笑っちゃいけませんけど。
根本さんは、インタビューなんかでも「ヒットしなかったから良かったんだろうね」とよく言ってますけど、にも関わらずこれだけのシングルを出せて、しかもヒットしてない曲に代表曲がある。稀有なバンドだなあという証明になってました。
メンバーの記憶力。特に、パーカッションの林さんの記憶力には今回も驚かされました。そういうバンド内記録係、みたいな人がいるバンドは強いんだろうと思いますよ。記憶係、しっかり者の記憶女房、という感じでしょうか。
そういう”ヒット”という意味でのピークがないわけだから”底”もない。”落ち目”がないという意味でも奇跡的な40年だったんじゃないでしょうか。これからの活躍を楽しみにしましょうと思いながら見てました。
長寿バンドの見本、理想形。リクエスト一位だった曲を。83年発売、4枚目のシングル「トワイライト・アベニュー」。38年前。でも、メロデイーの良さは時間を超えてます。じゃ、おやすみなさい。