そういうもんなんだろうなあ、と思いますって、どういうもんなんだ(笑)。家族や友人など大切な人がなくなった時の呆然とした気持ち。ふっとした時に後悔とか懺悔とか取り返しのつかないことをしたような深い穴に落ち込んでいくみたいな気分。
それをとりあえず忘れるのにどうしたらいいか。簡単なんですよね。仕事をすること。余計なことを考えないようにすること。どうにかそんな一日になった感じです。共同通信の「80年代ノート」の原稿とNACK5「J-POP TALKIN’」の台本。
共に遅々として進まず、ですけどね。と言ってそれはそうした落ち込むような知らせとは関係ない。資料を調べたりする時間がどんどん長くなってる。データが頭に入らない。細かい言い回しが出てこない。例によってのないない尽くし。
でも、そういうことをしている時は、他のことは考えないですみますからね。昨日、会っていた友人が言った「死って何なんだろうな」という言葉がふっと頭をもたげてくるのをもぐら叩きみたいにして引っ込ませながらです。
コロナのせいだ、全部コロナのせいだ、みんなあいつが悪いんだ(笑)。生きていることの意味も失わせて、明日を夢見る力も奪って、徐々に諦めさせてゆく。その先に待っているのが、終息の時、息を引き取る時、この世からいなくなってゆく時。
3月に京都で岡林さんのインタビューした時に、彼が「この3年間で訃報が16人」と言ってましたけど、そういう感じですね。去年から今年にかけて10人近いでしょう。直接耳に入ったものもあれば、間接的に聞いた人もいる。
え、あの人も、という感じが続いている。いつまでこういう状態が続くんでしょうね。ワクチンの接種が7月一杯と言ってもそれは高齢者だけでしょ。壮年、青年は全くの手付かず。今年一杯はかかったりするのかもしれません。
今日はお天気もよくなかったですね。肌寒いし、冷え冷えするし、気持ちも暗くなっていく。5月だってもう終わりか。来週は6月だ。風薫る晴れやかな5月は来なかったということになるのかな。
というわけで、明日も同じ状態。晴れるといいですけどね。目標8000歩。なかなかいきません。そのうち暑くなると今度は熱中症が心配になるし。年寄りは大変です(笑)。というわけで、曲です。桑田さん、「明日晴れるかな」を。じゃ、おやすみなさい。