新曲です。「新曲」。なんていい響きなんだろう。佐野元春&ザ・コヨーテバンドの新曲「街空ハ高ク晴レテ~City Boy Blue」が先日、23日に発売されました。キーボードの音がちょっとレトロなソウル・ロック。佐野さんらしいです。
去年から今年にかけてが40周年。二種類のボックスセットが10月に出たばかり。そこからまた前へ進むんだよ、というメッセージのような曲。でも、タイトルが日本語、しかも漢字とカタカナという組み合わせが新鮮です。
浜田さんの新しいCD「この新しい朝に」は、3月に配信で出た曲のバージョン違い。デビューアルバムの中の「青春の絆」とデビューシングル「路地裏の少年」のカップリング「壁にむかって」の新録音が入るそうです。発売は6月23日。
浜田さんは、4月21日がソロデビュー日。その日にデビュー45周年の記念日に新曲のパッケージ発売と、同時発売の「歌詞集・ソングライターの旅」、デイスコグラフィーコレクションのキャンペーン開催が発表されてました。
「この新しい朝に」は45周年シングルということになりますね。でも、40周年を超えた佐野さんと45周年の浜田さん、ともに新曲を発売するというのが何ともホッとするというか。心強いです。
何でしょうねえ。ベテランと呼ばれるアーテイストの逆風というんでしょうか。さきも「Mステ」を見ていたんですが、YUKIさん以外は全くと言っていいほどの様変わり。元々、テレビ番組というのはそういうものではあったんでしょうけど、それにしても、という感じでした。
コロナ禍の影響と言っていいんでしょうけど、積み重ねが要らなくなってしまった感じなんですね。SNSが全て。これは前にも書きましたけど、再生回数が全ての基準になってる。もちろん、新しい人たちが出やすいといういい面もありますが。
被害者意識なのかなとも思ったりもするんですけどね。何に対しての被害者なのかは分かりませんが。ライブを地道に積み重ねてきたこと軽視されるようになっていることへ、かな。そういうアーテイストが途方に暮れているような気がするんですね。
浜田さんと佐野さんは、そういう意味でも筋を通してきた人なわけですし。二人の新曲、ということにとっても意味を感じたりするわけです。僕ももう少しやれるかな、みたいなね。とめどなき悲観と無力感の歯止め、というんでしょうか。
浜田さんは去年のファンクラブ限定ツアーが中止になってしまいました。佐野さんは、武道館と大阪城ホールのライブをやりました。大阪城ホールに行こうと思っていたんですが、大阪の感染状況の悪化で断念してしまいました。残念でした。
明日、NACK5「J-POP TALKIN’」の完パケ収録では、この2曲を一緒に聞いてみようと思ってます。ささやかな自己満足ですけど。というわけで、二曲、続けてどうぞ。番組では続けてかけたりしません。勿体ないから(笑)。
明日は大宮。変異株は会話しなくても感染するという嫌な話を聞いてしまいました。電車に乗るのが怖くなりますね。じゃ、おやすみなさい。