FM NACK5「J-POP TALKIN’」のインタビュー。堀込泰行さん。先日”入門”したキリンジの一人。2013年に脱退してソロ活動に転身。来週、21日に3枚目のオリジナルアルバム「FRUITFUL」が発売になります。
前にも書きましたけど、初対面。どんな人なんだろうなあという期待と不安、というんでしょうか。キリンジ時代を入れると25年活動しているわけで、今まで何をしていたんだ、と言われそうですが。中身の濃いインタビューでした。
バンドで評価されている人がソロになるということがどういうことなのか。ソロアルバムは3枚目。一枚目、二枚目がどういう狙いで、そういう経験が今回のアルバムにどう生かされたのか。アルバム全曲についての話とともに聞いて行きました。
ソロの最初は一人でどこまでできるか、セルフプロデユースの時代、そこに他のアーテイストを加えて自分の曲にどんな変化が生まれるか。そんな段階を経て今回は共同プロデユーサーに3名を起用。より多彩な音作りを求めていった。
曲や歌詞も自分の内面を歌うだけじゃなく、どこまで聞き手のところに届くかを考えて作った。タイトルの「FRUITFUL」には、そういう試みが「実った」という意味がある。そんな話をじっくりと丁寧にするというインタビューでした。
ああいう誠実な話しぶりをされる人はミュージシャンには多くないかもしれませんね。普段は45分くらいインタビューしてそれを編集して二回に分けるんですが、いつもの3割増しくらいの時間になりました。
オンエアでは入らなかった話も出てくると思いますが、それは二週間の放送終了後からアップされるPod Castingでお聞きいただけたらと。彼も「ラジオ番組とは思えない、雑誌のインタビューみたいな内容だった」と言ってました。
歌謡曲やありがちなJ-POPのあざとさとは一線を引いてクールでスタイリッシュ。それでいてミュージシャンの呼吸やグルーブが生き生きしているソフトソウルのアルバム、という印象でした、ってカタカナが多いか(笑)。
意外だったのは、話声がとっても艶やかで低かったことですね。歌っている時の声がハイトーンだったりファルセットだったりするんで、もっと線の細い方かと思っていたんですが、ラジオ向きの雰囲気のある声でした。
そういう発見もラジオならではだと思います。オンエアは、4月24日と5月1日。二週目のオンエアは誕生日の前の日。そんな年齢についての話も出ました。というわけで、いいインタビューになってんじゃないでしょうか。
曲ですね。アルバムのリード曲、5月生まれならではの曲と言って良さそうです。「5月のシンフォニー」を。今年の5月は、どんな季節になるのでしょうか。ワクチンは間に合うのか。じゃ、おやすみなさい。