我ながら泥縄だなあと思いつつです。FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」の4月の特集、「ALFA MUSIC」についてのお勉強ですね。この間、前半の二週を当時のデイレクター、有賀恒夫さんをゲストで収録しました。
あの時はまだ後半二週のゲストが決まってなかったんですが、ALFA MUSICの創業者、村井邦彦さんに登場していただけることになりました。ただ、彼はロサンジェルスにお住まいなんで、リモートで行うんですね。
対面よりもある意味でシビアなのがリモートのインタビュー。対面だと会話の展開とかその場の雰囲気で話が転がって行ったりするんですが、それがない。質疑応答、みたいな感じになる。準備不足はすぐにばれることになります。
以前、そういう本が出ていたなと思って何とか取り寄せて速読。受験の一夜漬けみたいな感じ。書いたのは松木直也さんという作家。80年代にマガジンハウスの「ポパイ」「ブルータス」で活躍されていた方ですね。
この前も書きましたけど、村井邦彦さんは、「翼をください」とか「虹と雪のバラード」とか、ザ・タイガースの「廃墟の鳩」とかヒット曲がたくさんある作曲家。彼が24歳の時に作った音楽出版社が「ALFA MUSIC」。
日本にはすでに新興楽譜とか渡辺音楽出版とか、そういう会社はありましたけど、作曲家個人が設立したのは村井さんが初めて。第一号契約作家が荒井由実さんだったこともこの間、書きました。
その本は、当時の関係者とか、本人とかのインタビューをもとにして書かれたノンフィクション。いろいろ参考になりました。と同時に、僕の手には負えないかもしれない、というプレッシャーが一段と大きくなってます。
そう、プレッシャーなんですよ。若い頃は生意気だったせいでしょうね。なるようにしかならない、みたいな気分があったんですけど、もうそれはありません。どんどん冷静になってゆく。相手の実績が立派であればあるほど引け目を感じてしまう。
ちゃんとやらなければ、できるだろうか、みたいなプレッシャー。しばらくは、これに悩まされそうです。村井さんがいなかったらGAROもユーミンもYMOもなかった。それだけで功績の偉大さはあまりあるわけです。
改めて、彼が書いた曲の中に、この曲があったことを思い出しました。北原ミレイさん。「ざんげの値打ちもない」。作詞は阿久悠さん。でも、インタビューではこの話は出ないでしょうが。じゃ、おやすみなさい。