大宮のNACK5に行ったら編成部の女性スタッフが「朝日新聞」を持って待っていてくれました。今朝の「Be」という紙面に中島みゆきさんについて話した僕のコメントが載ってました。
以前、「私の好きな中島みゆき」というアンケートの結果を見ての感想、という取材があったんです。リモートでも構いません、ということだったんですが、そういう話をするのも久々だったで対面でやりました。楽しい時間でした。
話をした時が楽しければ、紙面は見なくてもいいよ、という感じなんです。でも、そうやって言って頂けるのはうれしい限りですし、さすが「朝日新聞」ということなんでしょうね。他の新聞ではあまり言われることはないです。残念ながら。
新聞で音楽が取り上げられることは多くないですからね。ずっとレギュラーで書いてきた「毎日新聞」も土曜日夕刊の「音楽特集」の「楽庫」という紙面が3月一杯で終わってしまいました。
その後はどうなったのかな、と思って今日の夕刊を見たら「月刊・相撲」という紙面でした。音楽より相撲かあ、と。新聞の読者層はそうなってるんでしょうねえ。編集サイドに音楽好きがいなくなった、ということでもあるのかもしれません。
「楽庫」というのは、80年代から続いている紙面でしたからね。僕もその頃から書かせてもらっていた紙面なんで、かなりの落胆でした。初めて書いたのは矢沢さんでしたね。87年だったと思います。32年書いたことになりますね。
「毎日新聞」に書いた原稿をまとめて本にする、みたいな企画があればと思ったりするんですが、そういう時代じゃなくなってます。かなり諦めムード。ということを書こうとしたんじゃないんだ。
そういう後ろ向きな話じゃなくて、先日書いた「80年代ノート」が正式な企画になりました。発信は「共同通信」。「朝日」とか「毎日」みたいに自分の新聞を持っているわけじゃなくて、記事を配信している会社ですね。
地方紙のように海外や東京に取材先を持たない媒体が送り先です。地方紙に限らず、色んな新聞の記事で「共同発」「KYODO」と書かれたものがあるんですが、そういう記事は「共同通信」が送ったものですね。
で、「80年代ノートは」、共同通信から毎週一回の連載企画としてもうすぐ始まります。80年代というのはどういう時代だったのか。そんなに長い記事じゃありませんけど、連載は長期になるでしょう。
ただ、全国の新聞が掲載してもらえないと日の目を見ない。何紙くらいに載るのかなと。もし、見かけたら教えて頂けるとうれしいです。というわけで、曲です。風「あの唄はもう唄わないのですか」。新聞に載ったライブ記事が歌われてます。じゃ、おやすみなさい。