FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」の4月の特集。70年代以降のポップミュージックに大きな影響を与えた音楽集団の特集。音楽出版社として始まり自分たちで音源を制作するレーベルになり、独立したレコード会社になっていった。
発足が69年。始めたのは若手作曲家、村井邦彦さん。モップスの「朝まで待てない」とか、テンプターズの「エメラルドの伝説」、トワ・エ・モアの「或る日突然」とかヒット曲がたくさんあります。
彼が、音楽出版社として最初に作家契約したのが高校生だった荒井由実さん。アマチャアだった赤い鳥にプロにならないか、とロンドンまで追いかけていったのも村井さん。「翼をください」の作曲も彼です。
色んな人たちが羽ばたいて行きましたよ。GARO、小坂忠さん、吉田美奈子さん、サーカス、ブレッド&バター、カシオペア、シーナ&ザ・ロケッツ、そして、YMO。シンガーソングライター、コーラスグループ、ジャズ・ヒュージョン、テクノ。
演歌歌謡曲、ヘビメタ、フォークには手を出さなかった、というより関心がなかったんでしょう。洋楽に匹敵する日本のポップスを作り続けてきた。でも、80年代の前半にアメリカ進出につまずいて村井さんは撤退してしまいました。
2015年9月に彼の古希を祝ったライブが渋谷文化村オーチャードホールでありました。「ALFA MUSIC LIVE」。今、名前が挙がった人たちが大集結したコンサート。そのブルーレイ・DVDが3月に発売になった。ようやく、と言っていいですね。
今月は、その映像の音を使った特集。映像にはブルーレイ・DVDとCDがそれぞれ二枚組で入ってます。CDは、映像になっている曲のスタジオ盤。でも、放送では映像の方の音源を使います。ライブの臨場感ですね。
実は、「LEGEND FORUM」では、ライブが行われた月、つまり2015年9月にも特集してるんです。その時は「村井邦彦」という括り。今回は「ALFA MUSIC LIVE」。ちょっと視点が変わります。
ゲストは前半の二週が当時のデイレクター、プロデユーサー、有賀恒夫さん。昨日、今日とその映像を見ながら構成を考えておりました。ライブは、それぞれの出演者をプレゼンターが紹介するという洒落た演出は松任谷正隆さん。
アメリカの音楽賞の授賞式みたいな流れが素敵なライブでもありました。最後に村井さんが、スクリーンに映った、他界された方たちの写真を見ながら感謝のコメントをいうというところが素晴らしかったんです。
そういうプレゼンターの話も入れながらやりたいな、と思ったんですが、どこまで余裕があるか。収録してから調整ということになりそうです。出演者の中に先日なくなったドラムの村上”ポンタ”秀一さんも入ってます。
彼は赤い鳥のファミリーみたいな形で上京。瀬尾さんもそうですね。赤い鳥は解散後、ハイ・ファイ・セットと紙風船の二つに分かれました。でも、ハイファイセットは中心人物だった山本俊彦さんがなくなってしまい、山本潤子さんも引退状態。紙風船だけが参加してました。
村井さんも加わってフィナーレで「翼をください」を演奏してるんですが、その真ん中でドラムを叩いているポンタさんが何度も写ってます。彼がなくなったの70歳。コンサートは村井さんの古希。感慨深かったです。
というわけで、赤い鳥の「翼をください」。村上”ポンタ”秀一さんのご冥福をお祈りします。じゃ、おやすみなさい。