go!go! vanillasというのは、2014年にメジャーデビューした4人組のバンドですね。ポジティブでポップ、でも、ギターの弾き語りでも聞けそうなメロデイーと飾らない言葉、情感豊かなボーカル。いろんな可能性を秘めたバンドです。
3月24日に5枚目のアルバム「PANDORA」が発売になります。今年の新作アルバムがどれもそうであるようにコロナ禍でツアーが中止になり、いつもと違う生活を強いられる中で作られたアルバム。今までにない濃密さのアルバムになってます。
インタビューでお会いするのは何と6年ぶり。同じ、NACK5「J-POP TALKIN’」でした。あの時はメジャーデビューシングル「バイリン・ガール」が出た時。その曲のカップリングに入っていた「春夏秋冬」が素晴らしかったからですね。
言うまでもなく泉谷しげるさんの名曲。泉谷さんほど乾いてなくて、若さの痛みみたいなものが感傷的にならずに抒情的に表現されている。こんなに瑞々しい「春夏秋冬」は初めて聞いたという感じだったんですよ。
でも、あれから6年ですからね。もはやそういうカバーは必要としない、押しも押される若手バンドの一組、去年の11月には武道館公演も行ってます。詞曲のほとんどを書いているのがヴォーカル・ギターの牧達弥さん。彼の成長でもありますね。
70年代のフォークやロックもビートルズやストーンズ、オアシスやブラーなどのブリテイッシュロックにも影響されている。洋楽邦楽を問わず洗礼を受けているというのが平成生まれならでは。大分出身。まだ31歳です。
気持ちが溢れるような歌いっぷり。彼の書く歌の根本にあるのが、インデイーズでの最初のシングルのタイトルでもあった「人間賛歌」。新作「PANDORA」は、今まで見せなかった音楽や人間観、恋愛観をさらけ出したようなアルバムです。
インタビュー、熱が入ってました。通常より長い50分。編集が大変だと思いますが(笑)。でも、中身は濃いです。「J-POP TALKIN’」のオンエアは4月の10日と17日。斉藤和義さんの後ですね。
というわけで、曲ですね。アルバムの話をしながら何ですが、「春夏秋冬」は、是非。二作目のシングル「カウンターアクション」では「もうひとつの土曜日」もカバーしてました。アルバムには入ってません。ご興味あれば。じゃ、おやすみなさい。