無事に最終回。残っていたというか、残していたのは「2017年」。安室さんが引退した年。星野源さんの「恋」が爆発的にヒットした年。その中でテーマにしたのが「スピッツ30周年」。ゲストにデビュー以来の担当デイレクター、竹内修さんでした。
スピッツは1987年結成。2017年は結成30周年。3枚組のシングルコレクションも出ました。何で最終回にしたかというと、今年、2021年はデビュー30周年。最終回だからと言って振り返りだけで終わりたくない。今年の話もしながら終わろうと。竹内さんが見てきた30年を駆け足で聞きました。
30年というキャリアのバンドやアーテイストは少なくないですけど、デビューの時から関わっているというデイレクターの存在というのはかなり稀有。しかも、彼はスピッツが最初の担当アーテイストみたいなものだった。
一緒に歩いて来たという関係。以心伝心という仲。でも、そこまで続く大きな理由があるんですね。彼が会社を辞めた。つまり、レコード会社のサラリーマンは異動というのがある。しかもキャリアが長くなると管理職に回らざるをえない。
それを拒んでフリーになったからこそバンドと関われる。バンドとスタッフが運命共同体という関係にある。あの番組はアーテイスト本人はほとんど出ませんけど、そういう関係のデイレクターの話は説得力があって面白いです。
「MUSIC TIMELINE」は、FM開局50周年に合わせてこの50年を一年ごとに取り上げて、どんな曲が流行ったとか、どんな出来事があったかを、時にはゲストを迎えてたどろうという番組でした。
毎週、ゲストを呼ぶのはスケジュールとかテーマの選び方で無理だろうということで、一人でしゃべる週と交互だったんです。JFN系列の全国29局ネット。こんな下手くそなしゃべりで全国ネット、何とかたどり着きました。
番組は終わるんですが、ホームページにアーカイブが残るんですよ。音楽は入ってませんが、トーク、つまり、音声ではずっと聞ける。あまりラジオとかには出ないゲストも多いんで貴重なアーカイブじゃないでしょうか。
ゲストの一覧も載ってます。もし、この人の話が聞いてみたいという方がいらっしゃれば、是非。というわけで、曲ですね。スピッツの始まりの曲「1987→」。じゃ、おやすみなさい。