すごかったですねえ。午後2時から3時過ぎぐらい。姉が仏壇にお線香をあげに来るということで駅で待ってたんです。そうしたら、JR中央線の変電所に雷が落ちたとかで止まってしまった。そっからですよ。
僕の住んでるところは駅前の再開発で高層マンションが建ったりしてビル風がすごい。横殴りの雨と立っていられないような暴風が吹き荒れてる。歩いて行ける状態じゃなかったんでタクシーに乗るしかない。
でも、当然のことながらタクシーは長蛇の列。彼女が来てから並んだら延々乗れないのは明らか。少しでも待ち時間を少なくするために先に並んでたんです。待ちましたねえ。タクシーは全然来ないし傘も差せる状態じゃない。
傘を指していたおばあさんが風でなぎ倒されて動けなくなったんです。たまたまそこにいた何人かで抱え起こしたり交番のお巡りさんを呼んできて救急車を呼んだり。びしょ濡れですよ。タクシー乗り場の前のマックのお姉さんも椅子を持ってきたり。
突然、雷が鳴って稲妻が光ったりね。光ってすぐつんざくような雷鳴。誰が聞いても至近距離。電車の中に閉じ込められた時の車内アナウンスで「落ちた」と姉は知ってましたけど。その話を聞いてそうだろうな、と思いました。
豪雨、雷鳴は2014年の氷室さんの横浜スタジアムで経験してましたけど、あの人は違う迫力。何せおばあさんが吹き飛ばされたわけですから。お巡りさんも救急車も登場。まるで雨中の救出作戦。ドラマみたいでした。
結局、姉が来たのが45分遅れくらい。寒かったですよ。スマホは濡れるし指がかじかんでメールも打てない。結構、すさまじかったです。面白かった、と言っては何ですけど、みんな他人事じゃなく一生懸命。住宅街の良さが現れてる感じでした。
お天気、どんどん荒っぽくなってますからね。駅前で遭難、という人も出てくるのかもしれません。とんでもないことですが。というわけで、曲です。浜田さんの新曲、こういう時期だからみんなに安心してもらえる曲、という感じでした。
雷の歌。槇原さんの名曲、「雷が鳴る前に」。駅前のTAXI乗り場に笑顔はなかったです(笑)。じゃ、おやすみなさい。