というアルバムがあるんですよ。藤舎貴生さんというのは純邦楽の横笛奏者。彼の2枚組アルバム。作詞が松本さんなんです。昨日言った、「こういうアルバムもあるんだ」という極めつけのようなアルバムです。
どういうアルバムかというと「古事記」の口語版なんです。「幸魂奇魂」というのは、日本書紀の中に出てくる言葉。出雲大社の祈り言葉でもある。というようなことは、このアルバムがなかったら知らなかったでしょうね。
音楽は長唄や浄瑠璃、能楽、三味線や箏など古典音楽。でも、歌や朗読は口語体。現代語で聞く「古事記」。意欲作そのもの。洋楽も邦楽もない。自分の言葉で「日本の成り立ち」を記録した古典に光を当てる。
「古事記」は、イザナミの尊やイザラギの尊、大国主の尊という神々が出てくるお話。子供の頃に絵本で見たりした記憶があります。本屋さんへ行って口語で書いている本を探して読んだり、まさか、この年でそんなことするとは思いませんでした。
2012年に出てるんですが、最終回の話の一つ。連載を始めた時は、このアルバムは知りませんでしたからね。まさかこういう話で終わるとはという感じです。松本さんは、シューべルトやシェイクスピアだけじゃなくて「古事記」も読み込んでます。
到底、僕の手には負えません、と思いつつ、どうやって書こうかと。もちろん、そのアルバムだけではありませんけど、どうやって終わるんでしょう(笑)。明日は、大宮のNACK5「J-POP TALKIN’」の瑛人さんの完パケ。中断です。
中断が焦りに繋がったりね(笑)。先週の週末、スタレビのサンプラ、松本さんの急遽の取材で行けなくなってしまいました。明日、神奈川県民ですが、その余裕はありません。しょうがないっす。
というわけで、と言ってもYOU TUBEにもないでしょうが、藤舎貴生さん「幸魂奇魂」を。あ、「さきみたま・くしみたま」と読みます。じゃ、おやすみなさい。