昨日、発売だったんですよね。KADOKAWAから出た拙著。88年から30年間に氷室さんについて書いた、ほぼ全部と言っていいくらいの原稿がまとまってます。上下巻。両方で1200頁です。箱に入ってます。立派な本です。
今日、JFN系全国30局ネット「MUSIC TIMELINE」の収録があったんですが、ディレクターが、友人にサインを頼まれました、と二冊を持参してました。もう出てるんだ、と思いました。恐縮しました。
ただ、あの本は完全予約本とかで本屋さんに並ばないんです。普通は発売日になると本屋さんに行って自分で何冊かを買うようにするんですけど、今回はそれが出来ない。本が出たのかどうなのかが自分で確かめられません。
なので、ディレクターが持ってきてくれた二冊は、出てるということを実感させてくれました。ありがとうございました。何しろ高価な本ですからね。実を言うと大丈夫なんだろうか、と思ってたんです。
聞けば「予定をクリアした」そうでホッとしました。氷室さんにも顔向けできますし、多分、社内の反対もあったと思われるKADOKAWAの編集担当の方にも恥をかかせずに済みました。重ねてお礼申し上げます。
僕のところにも見本みたいな形で数日前に送られてきたんですが、もったいなくて封を切らないまま飾ってあります。立派な本だけど開けるのがもったいない。読みたいけど読まないで飾っておく、という方もいらっしゃるかもしれません。
そこが多少、複雑な点ではあるんです。そんなに高くなくても手に入る廉価版が出るといいなあとは思ってるんですが、そういう話にはなってなさそうです。そうなると折角の豪華本の値打ちが下がる、ということでしょうね。
実は、FM COCOLOの「J-POP LEGEND FORUM」の「最新音楽本特集」の中で自分の本のことを触れようかとも思ったんです。でも、他はみんな本屋さんやネットで手に入るのに僕のはそうじゃない。
それを一緒にしては他の本に失礼かなと思ったりして遠慮しました。むしろ紹介することに徹しようと思った次第です。でも、自分の仕事の証しとして貴重な本になったことは間違いないです。大切にして頂けると嬉しいです。
というわけで、明日は大宮です。NACK5「J-POP TALKIN’」のindigo la Endの完パケ。その後、渋谷のTUTAYAにCDを借りに行きます。大宮から渋谷。久々の湘南新宿ライン、束の間の小旅行(笑)。
曲ですね。氷室さん「ONE LIFE」。”待ってても怖くなるだけ”。でも、待たないといけない2021年の春です。じゃ、おやすみなさい。