地震、思ったより大きかったんですね。10年前には大丈夫だった建物が崩れたり、あの時は大した被害のなかった道路がひび割れていたりするみたいです、横揺れの質が違った、という説明もありました。やっぱり津波だったんですね。
なぜ前回はあんなにひどい津波が起きて今回はそうじゃなかったのか。震源の深さなんだそうです。津波は、海底の隆起が原因で、今回は震源が深かったんで海底にはそれほどの変化がなかったことが幸いした、とのことでした。
まあ、地震については、いまだに何も分かってないに等しいと言いますからね。いつ想定外の規模で起きるかもしれないわけです。何かあったら、テーブルの下に潜り込む、というような対応しかできません。
という話ではなくて。明日のFM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」は「最新音楽本特集」の4週目。以前、ここで書きましたけど、門間雄介さんの「細野晴臣と彼らの時代」を使った「細野晴臣特集」。門間さんがゲストです。
細野さんの50年を本人だけでなく様々な関係者の話とともに綴ってゆく。50年ですからね。細野さんのことを語る時に、はっぴいえんど、テインパン・アレイ、YMOなどが柱になるのが普通でしょう。
門間さんの本は、その先とそこで漏れていることも丁寧に救ってます。90年代にアンビエント・ミュージックにのめり込んでシーンから消えてしまったように見えていた頃の状態とか、なぜそういう音楽に入り込んだのか、とか。
本を読みながらその頃のアルバムを聴いて進行台本を考える。それがなかなか楽しい作業でした。色々発見しました。僕も聞いてなかったりするアルバムも結構あるんです。それがサブスクで聞ける。サブスクの効用再認識でした。
で、改めて何度か聞いていて、「泰安洋行」は、面白いアルバムだなあと思ったわけです。本の中では細野さんの「あのアルバムは100%狂気ですね」という言葉が載ってました。当時の音楽状況では考えらえれないアルバムですね。
でも、当時、否定的だったわけじゃないんですね。文化放送の番組とかでも紹介しましたし、欧米一辺倒だった日本の音楽を南洋圏に向かわせた、ということも今まで書いてます。でも、そんな風に整理されていたわけでもないことが分かります。
思いつきのすごさ。三線と琉球舞踊とニューオリンズジャズが一緒になってる。誰もそんなこと考えなかったでしょう。東洋と西洋。「変な音楽が出来ちゃったなと自分でも興奮した」という言葉もありました。
自分でも何が出来るのかわからないで作ってる「変な音楽」。それが今や金字塔になる。はっぴいえんどもそうでしょうからね。細野さんの音楽人生というのは、そういう50年なんだな、と思わせれくれる本でした。
「細野晴臣と彼らの時代」。”彼ら”の中には大滝さんや松本さん、鈴木茂さんはじめ、矢野顕子さんとか松任谷正隆さんとかも入ってますね。でも、中身が濃すぎて番組でどんな風にまとめられるか。手腕が問われます。頑張ります(笑)。
でも、サブスクの時代だから「音楽本」が必要なんだ、と思わせてくれたのは大きいかな。音楽について「書く」ことの意味を見つけた感じです。「情報」の「量と質」のせめぎ合いの時代が来てますね。
というわけで、細野晴臣さん、「泰安洋行」から「Roochoo Gumbo」を。「ハイサイおじさん」がいきなり出てきます。じゃ、おやすみなさい。