話が大げさになりそうですが、明日のindigo la Endのインタビューをどうしようか考えていて、そういうことかなあ、と思ったのでメモとして、ですね。昨日も書きましたけど、新作アルバム「夜行秘密」がかなりすごい。
昨日も書きましたけど、どうすごいか。濃密で密やかでエロチック。全編のテーマが「恋」なんですが、決して明るく健康的なものばかりじゃない。むしろ、そういうものはないと言った方がいい。
夜、ですからね。禁断の恋。それも男性目線の歌と女性目線の歌と両方ある。両性具有なアルバム。詞的で詩的で私的。何しろ前作のアルバムが「濡れゆく私小説」ですからね。良いタイトルだなあ、と思いました。
官能的か。そういう言葉がすっと出てこない。で、そんなアルバムがあったかなあと思ったりしてました。エロチシズムを扱ったアーテイスト。多くないですよ。80年代の陽水さんとか安全地帯とか。イエローモンキーとか、椿屋四重奏もいましたね。そう、サザンを忘れてはいけない。
久保田利伸さんもそんな中に入るかもしれませんが、彼は洋楽系ですからね。ソウルミュージックの解釈としてそれをやろうとした。インデイゴ・ラ・エンドは「日本語」のテーマにしているように見えます。
若いバンドではクリープハイプがいるか。でも、彼らほど四畳半ぽくない。もっと都会的。都会の夜な感じ。明日のインタビューの裏テーマは「エロチシズム」ということになりそうです。どうなりますか。
日本のロックとエロチシズム。今、ふっと思っただけですからまだほかにもいると思いますが。布団の中に入ると出てくるね(笑)。そういう歌が生まれにくいのは、男女差別のある国だからでしょうか(笑)。
エロチシズムに市民権を、って何言ってるんだ。野坂昭如さんの「四畳半襖の下張り」みたいですけど(笑)。曲ですね。インデイゴ・ラ・エンド「夜行秘密」から「夜風とハヤブサ」を。
indigo la Endというバンド名はスピッツの「インデイゴ地平線」からとったそうですからね。あのアルバムの時にスピッツのインタビューはしてます。「ハヤブサ」というのはスピッツと関係があるんでしょうか。じゃ、おやすみなさい。